ブラックジャックのルールを完全攻略|ゲームの流れや必勝法等について!

この記事ではカジノの中でも世界中で人気のゲーム「ブラックジャック」について紹介していきます。映画やドラマなどでもブラックジャックをプレイしてるシーンを見たことある方は多いんじゃないでしょうか?

ブラックジャックはシンプルなゲームで言ってしまえばプレイヤーとディーラーのチキンレース!手持ちのカードをより21に近付けた方の勝ちとなります。逆に言えば21を超えてしまったら負けです。

勝負は自分(プレイヤー)とディーラーの間で行われます。例えば同じテーブルに複数のプレイヤーがいたとしても(大体6~7席あります)勝敗には無関係です。

それではこの記事で基本のルールから勝ち方まで紹介していきます!お時間のない方は下の目次をご利用ください!

ブラックジャックのルール

それでは早速ルールについて説明していきます。

ブラックジャックは下の画像の様にプレイヤーにカードが2枚表向きでディーラーにカードが1枚ずつ表裏で配られるところからゲームがスタートします。

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プレイヤーはこれらのカードを見て「もう一枚カードを引く」「待機する」などのアクションを取っていきます。プレイヤーがアクションを行った後ディーラーの裏向きだったカードがめくられ、21に近かった方が勝利となります。

思ってたより簡単じゃないですか?

ただしブラックジャックには1点だけ絶対に気をつけることがあります!それがカードの数え方。次のセクションで確認してみましょう。

カードの数え方

ブラックジャックのカードの数え方は少し特殊です。以下の画像を参考にして下さい。

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2〜10の場合:
2〜10は、トランプの数字と同じでそのまま番号通り数えます。

J/Q/Kの場合:
これらのの絵札は従来のトランプの数字(11/12/13)でなくすべて「10」で数えます。間違ってトランプの数字で考えないように気をつけましょう。

Aの場合:
エースは特別なカードで「1」もしくは「11」と数えます。手持ちのカードを見てエースを「1」と数えるか「11」と数えるかはプレイヤー次第。引いたらラッキーな非常に有利な手になります。

これでカードの数え方もOKです。続いてゲームの流れをみてみましょう。

ゲームの流れ

①ベットを行う

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まずは任意の額ベットします。ベット額の幅はテーブルによって異なるのでテーブルに座る前に確認しておきましょう。これはオンラインカジノでも同じで、遊ぶブラックジャックのゲームの種類によりベット額の幅は異なります。

②カードの配布

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テーブルに座っている全てのプレイヤーがベットを完了するとディーラーは各プレーヤーに2枚ずつカードを配ります。ディーラー自身には1枚のカードを裏向きにもう1枚を表向きに配ります。上の画像をご覧ください。

ちなみにゲームに直接は関わらない知識ですが、裏向きのカードのことをホールカード(hole card) 表向きのカードをアップカード(up card)と呼びます。

また、通常1,2デッキの場合には全てのカードをディーラーが手に持ったままでゲームを進行しますが、これをハンドヘルド(HandHeld)ゲームと呼んでいます。

一方シュー(Shoe)ゲームとは4デッキ以上の場合を指します。名前の通りシュー(Shoe)と呼ばれる未使用のカードを入れておくボックスからカードを配るゲームのことです。

③アクションの選択

続いてプレイヤーは場に出ているカードに応じて(ディーラーより21に近づく為に)次に何をするか決めます。プレイヤーは基本的に下記の5択からアクションを選択します。

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21にもう少し近づきたいと思ったらヒット。今の手持ちで勝負できる/これ以上引いたら21を超える(バーストする)と思ったらスタンド。もう勝ち目は少ないと感じたらサレンダーです。これに加えてある状況で使うとゲームを有利に運べるスプリットダブルダウンと言ったアクションもあります。

ちなみにプレイヤーは好きなだけヒットする事ができます。もちろん引きすぎて21を超えてしまったらその時点で負けです。アクションを決める際にディーラーのカードは一枚裏向きで見えません。これがブラックジャックの醍醐味です。上記のアクションを行った後にめくられる裏向きのカードを賢く予想する必要があります。

④ディーラーのターン

プレイヤーがヒットやスタンド等のアクションを行った後はディーラーが動く番です。まずディーラーは裏向きに配られていた1枚のカードをめくります。緊張の瞬間です。その後ディーラーにはカードの合計が17を超えるまでカードを引かなければならないルールがあります。

もちろんここでディーラーが21を超えてしまったらプレイヤーの勝ちとなります。つまりブラックジャックはいかに自分が21に近づくかではなく、いかにディーラーを先にバーストさせるかのゲームとしてもとれます。

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ブラックジャックのスプリットについて

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スプリットとは最初の配られた2枚のカードが同じだった時に取ることができるアクションです。例えば、2と2、5と5、10とJなどのように2枚のカードのスコアが同じの場合、ディーラーからスプリットをするかどうかを聞かれます。10、J、Q、Kはすべて「10」としてカウントされるため、同じ数字として判断されスプリットをすることができます。

スプリットをする場合、2枚のカードを2つのハンドに分け、2つのハンドでディーラーと勝負をすることになります。そして、それぞれ対して賭け金が必要となります。そのため、2つ目のハンド分として、最初の賭け金と同じ金額をさらにベットする必要があります。

最初に10ドルをベットしてスプリットをした場合、合計のベット額は20ドルとなります。

スプリットをするタイミング

スプリットができる機会は、そう多くはありません。そのため、同じカードが回ってきた場合、「スプリットをした方がいいのでは?」と考えてしまう人が多いことでしょう。しかし、やみくもにスプリットをしたとしても勝率が上がるわけではありません。スプリットをして勝率を上げるためには、どのカードでスプリットをするのかが非常に重要です。また、ディーラーのアップカードによっても異なります。

ここではスプリットをした方がいいタイミングについて解説していきます。そのような状況でスプリットをした方がいいのか記憶しておくと、ゲームを有利に進めることができますよ。

8と8の時

ハンドが8のペアの場合は、合計数がすでに「16」です。そのため、カードを追加してしまうとバーストしてしまう可能性が高いといえます。

スプリットした場合は、「10」が出たとしても最大数は「18」となりバーストすることはありません。そして、「18」であれば十分ディーラーに勝てる可能性があります。そのため、配られた2枚のカードが「8」だった場合は、必ずスプリットするようにしましょう。

Aが2枚配られた場合

Aが2枚配られた場合は、必ずスプリットをしましょう。Aは「11」または「1」としてカウントすることができますが、Aが2枚の時は両方とも1としてカウントするため、合計数は「2」となります。

この場合、「2」からヒットして数字を上げていくよりも、スプリットをした方が高い数値を狙える確率が高くなります。ハンドにAがある場合、次のカードで「10」か絵札が出ればブラックジャックとなるので、高確率で勝利することができます。

ただし、Aが2枚でスプリットをした場合、それぞれのハンドで1枚のカードしか引けないので注意が必要です。

9と9の時

ハンドが9のペアの場合、すでに合計が「18」であるため、ハンドとしては悪くありません。この場合、ディーラーのアップカードに応じて、スプリットをするべきかどうかを判断します。

ディーラーのアップカードが2~6の場合、ディーラーがバーストする可能性が高いので、スプリットをした後に両方のハンドで勝てる可能性があります。

一方でディーラーのアップカードが8または9の場合は、ディーラーのダウンカードが10または絵札で、スコアが「18」、「19」など、9のペアよりも強くなる可能性が考えられます。そのため、このパターンではスプリットをして、「19」を狙うのが得策だといえます。

7と7の時

7のペアの場合、スコアが「14」となり、強いとは言えません。この場合、ディーラーのアップカード2~7の場合にのみスプリットをします。アップカードが2~7の場合、ディーラーがバーストする可能性が高くなるので、スプリットすることで両方のハンドで勝てる可能性があります。

6と6の時

6のペアの場合、スコアが「12」であり、さらにヒットすることでバーストしてしまうリスクがあります。この場合は、ディーラーのアップカードが3~6の時にスプリットをします。

6でスプリットした場合、両方のハンドが中途半端になりやすいですが、ディーラーがバーストする可能性が高いので、勝利が期待できます。

3と3の時、2と2の時

3と2のペアの場合、数字が小さく強いハンドとは言えません。そのため、スプリットをして、高いスコアを狙うのがいいでしょう。

ただし、このハンドでスプリットをするのは、ディーラーのアップカードが2~7の場合に限ります。3と2はブラックジャックでは弱いハンドですが、ディーラーのアップカードがバーストする可能性高い場合、スプリットをすることで勝てる可能性が出てきます。

ブラックジャックのダブルダウンについて

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ダブルダウンとは、ベットを2倍に追加して勝負するアクションのことを言います。ブラックジャックでは最初に賭け金を設定します。ここでは10ドルをベットしたとしましょう。そして、配られたカードやディーラーの表向きのカードに応じて、「勝てる可能性が高い」と判断した時、2倍の賭け金、つまりここでは20ドルを賭けることでダブルダウンをします。

ランドカジノでダブルダウンをするときは、最初の賭け金の横に同額の賭け金を置いて、人差し指で指します。そして、ダブルダウンをした後に、もう1枚追加でカードが配られます。ダブルダウンをした際には、その後に追加できるカードの数は1枚のみに限定されます。

スコアを「21」に近づけるためにもう1枚カードを引きたい、と言うときでもダブルダウンをした時は、それが不可となります。ダブルダウンでは賭け金を増やせる代わりに、カードを1枚しか引けない、というリスクを取ります。そのため、ダブルダウンをするタイミングよく検討しなければいけません。

ダブルダウンをするタイミング

ここでは、ダブルダウンをするべきタイミングを具体的に見ていきましょう。ダブルダウンをするタイミングは具体的に決まっているので、下記で紹介するハンドを持っているときは、積極的にダブルダウンをしてみましょう。

ハンドにAがある時

ハンドにAがある場合、「1」または「11」とカウントすることができるので、ダブルダウンをしてもバーストするリスクが低いといえます。そのため、積極的に攻めてダブルダウンをするのもいいでしょう。

しかし、ハンドにAがあってダブルダウンをする場合は、ディーラーの表向きのカードに注目する必要があります。

例えば、ディーラーの表向きのカードのスコアがすでに18以上など高いスコアの場合、ディーラーがバーストする可能性が高いと判断できます。この場合、ダブルダウンをして小さい数字のカードが出てしまったとしても、勝利できる可能性が高いといえます。

一方で、ディーラーの表向きのカードがA、10または絵札の場合、ディーラーがバーストする可能性は高くありません。この場合、ダブルダウンで1枚しかカードを引けない場合、負けてしまう可能性が十分にあります。そのため、ダブルダウンをせずに、通常の勝負をするのがいいでしょう。

ハンドが9・10・J・13~18の時

ブラックジャックでは、ハンドが9・10・J・13~18の時はダブルダウンをした方がいいとされています。では、それぞれのパターンを理由と共に詳しく解説していきます。以下の例はすべて暗記しておくと、実践ですぐにダブルダウンすべきだと判断できます。

スコアが「9」の時

ハンドのスコアが「9」の時は、ディーラーのアップカードが3~6だった場合にダブルダウンをします。ディーラーの2枚目のカードを10と予想した場合、アップカード(3~6)の合計数は、「13~16」となります。

ブラックジャックでは、ディーラーはスコアが16以下の場合はヒットし続けなければいけないというルールがあります。そのため、伏せてあるカードが10だった場合でも、ディーラーは必ずカードを追加するアクションを取ります。

これにより、ディーラーはバーストする可能性が高くなるため、ダブルダウンをして攻めるのがおすすめです。

スコアが「10」の時

ハンドのスコアが「10」の時は、ディーラーのアップカードが2~9だった場合にダブルダウンをします。これは、ダブルダウンをして追加したカードが「10」だった時に、スコアが「20」となり、かなり強いハンドとなるからです。

ディーラーのアップカードが9の場合で、追加されたカードで10が出たとしても「19」となり、結果プレイヤーが勝利することができます。

スコアが「11」の時

ハンドのスコアが「11」の時は、ディーラーのアップカードが2~10だった場合にダブルダウンをします。ブラックジャックでは「10」が出る確率が高いため、このハンドの場合はブラックジャック「21」を狙える可能性が非常に高いといえます。

そのため、ダブルダウンをして攻めるのがおすすめです。

スコアが「13~18」の時

ハンドのスコアが13(Aと2)~18(Aと7)の時は、ディーラーのアップカードが4~6だった場合にダブルダウンをしましょう。ハンドの合計数が13(Aと2)~18(Aと7)の時は、カードを追加してもバーストすることはありません。

ブラックジャックの配当

ブラックジャックでも勝ち方により配当が変わってきます。以下の表をご覧ください。

戦況詳細配当
ブラックジャックで勝利手持ちカードの合計が21でピッタリ1.5倍
ディーラーよりも21に近い手持ちカードの合計がでディーラーより21に近い1倍
ディーラーがバーストディーラーの手持ちが21を超えた1倍

ゲームの名前でもあるブラックジャックで勝利した場合は配当が他よりも高いのがわかります。ブラックジャック同士の場合は引き分けでは無くディーラーの勝ちです。また、引き分けの場合はプッシュ(スタンドオフ)と呼び全額払い戻されます。

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ブラックジャックで初心者がしがちなミスとは?

ここでは、ブラックジャックにおいて初心者の方がしがちなミスを紹介します。ぜひどんなミスが多いのかについて学んで、初歩的なミスを避けるようにしましょう。

1. アクションを使いこなせていない

初心者の方に多くみられるのがヒットとスタンドだけを繰り返しているパターンです。ゲームに支障はありませんが、スプリットやダブルを使いこなせると、確実にプラスになります。まずはスプリットやダブルなどのアクションも練習してみましょう。

使い方に慣れたら、次はどのタイミングでどのアクションを行うかです。幸いブラックジャックにはある程度の定石が存在します。そしてその定石をまとめたのがベーシックストラテジーと呼ばれる表です。初心者の方にはベーシックストラテジーを使用しながら練習する事を強くオススメします。

2. サレンダーしない

初心者の方が避けがちなアクションのもう1つがサレンダーです。サレンダーとは、簡単に言うと降参のことです。自分に配られた2枚のハンドが弱い場合は、勝負をせずにサレンダーをしてしまった方がいいでしょう。そうすると、賭け金の半分が返金されます。例えば、ブラックジャックでは16のハンドが一番弱いとされています。そのため、ハンドが16の時はサレンダーしてしまった方がいいでしょう。状況に応じて正しくアクションを使い分けることで、勝率を上げることが可能です。

3. デッキ数を気にしていない

ブラックジャックではランドカジノやテーブルによって、ゲームに使用するデッキ数が異なります。そして、デッキ数が多ければ多いほど、ハウスエッジが高くなるようになっています。ブラックジャックをプレイする際には、一番デッキ数が少ないテーブルを選ぶのが鉄則です。

またデッキ数が少ないと、シューに残っているカードを予測しやすくなります。そのため、ブラックジャックの必勝法であるカードカウンティングの実行がしやすくなります。カードカウンティングは禁止されているランドカジノもありますし、実行できる様になるまでは容易くありません。しかしカードカウンティングのコンセプトは覚えておいて損はないです。

4. Aの扱い方を理解していない

Aは1にも11にもなるので、初心者にとっては少しややこしい存在となります。そのため、Aを持っている場合は、どちらで計算するのが有利なのかを検討する必要があります。

例えば、Aと6のカードを持っている場合、合計値は7または17となります。ここにもう一枚Aが加わると、8または18となります。そして、さらに3が加わった場合は、11または21となります。

もしもAを持っていて自分の合計値がわからなくなってしまった場合は、ディーラーに聞くようにしましょう。Aを持っている場合、Aを11として数えた場合をソフトハンド、1として数えた場合はハードハンドと言います。つまり、Aと6のカードを持っている場合、7はハードハンド、17はソフトハンドという呼び方をします。

また、Aと2、Aと3、Aと4、Aと5、Aと6の組み合わせを持っているときは、絶対にスタンドしないようにしてください。このハンドの場合、ヒットをしたとしてもバーストすることはないので、カードを追加して合計値を「21」に近づけることが重要です。Aを持っている場合は、ゲームを有利に進めることができるので、積極的にヒットをして攻めることが大切です。

5. 誤ったテーブルを選んでしまう

初心者はテーブルを選ぶ際に適当に判断してしまい、誤ったテーブルでプレイしてしまうことがあります。

どのテーブルにつくかを決める際には、それぞれのテーブルのルールや最低ベット額を確認する必要があります。一番重要なことはナチュラルブラックジャックが出た時の配当です。配当が6:5または3:2のどちらで支払われるかを確認しましょう。これは通常ディーラーの右側のあるサインに表示されています。6:5の場合は、10ドル賭けて勝ったとしても12ドルしか獲得できません。一方で配当が3:2の場合は、10ドル賭けて15ドルが払い戻されます。もしも配当が6:5またはそれよりも悪いオッズで支払われる場合には、他のテーブルでプレイするようにしてください。

また、通常のブラックジャックのルールでは、ディーラーは点数が17の時はスタンド、16以下の時はヒットをしなければいけないというルールがあります。しかし、テーブルやランドカジノによっては、ディーラーはソフトハンドで点数が17の時にヒットしなければいけない、というルールを定めていることがあります。このルールがある場合、ハウスエッジが高くなり、プレイヤーにとっては不利となります。17でディーラーがヒットするかしないか、という小さな違いですがこれによってハウスエッジが異なるので、テーブルを選ぶ際には確認する必要があります。

テーブルのルールに加えてチェックしなければいけないのが、ミニマムベットです。ブラックジャックを始めたばかりの場合は、ミニマムベットが一番低く設定されているテーブルでプレイするようにしましょう。ミニマムベットが低いものでは3ドル、5ドルなどからプレイできるテーブルを見つけることができます。

ブラックジャックではテーブルによって細かくルールが決められており、プレイヤーにとって不利になるものがたくさんあります。ナチュラルブラックジャックの配当が低いもの以外にも、スプリットの後にダブルダウンができないなど、テーブルによってルールが異なります。また、独自のルールが多く設けられているテーブルの場合、初心者は混乱する場合があるので避けた方がいいでしょう。まずは、ルールがシンプルなものを選んで、ゲームに慣れることから始めましょう。

ブラックジャックの歴史

今ではどのランドカジノやオンラインカジノでも当たり前のようにプレイされているブラックジャックですが、ここまで人気のゲームになるには一体どのような経緯があったのでしょうか?ブラックジャックがいつ、どのように誕生したのか、どうして現在のように人気になったのかを紹介します。

ブラックジャックの起源

ブラックジャックの起源は18世紀のフランスだと言われています。当時のフランスにはVingt-et-Un(ベンテオン)というゲームがあり、この名前には「21」という意味があります。そのため、このゲームがブラックジャックの原点ではないかと考えられています。Vingt-et-Unは当時のフランスでプレイされていたChemin de FerやFrench Fermeが発展したゲームだと考えられています。

また、この時期のスペンではOne and Thirtyというゲームがプレイされていました。このゲームでは最低3枚のカードで31になるように競います。一部の人の間ではこのOne and Thirtyのブラックジャックの起源であるという意見もあります

このように18世紀の時点ですでにブラックジャックに類似したゲームがいくつか存在していたのです。

さらに、ブラックジャックはローマ人が開発したという仮説もあります。かつてローマ人は木のブロックに数字を書いて遊んでおり、これがブラックジャックの原点ではないという考えもあるのです。ローマ人はギャンブル好きであったことでも知られているので、ローマでギャンブルゲームが誕生するのも不思議ではありません。

このようにブラックジャックの起源には多くの仮説があり、いまだにどれが正しいかは明らかになっていません。

19世紀にアメリカへ

ブラックジャックはヨーロッパで誕生したゲームで、最初のうちは広くプレイされていました。しかし、19世紀になるとフランスでギャンブルが禁止されるようになってしまったため、その後ブラックジャックの人気は衰えていきます。そこで、フランスの移民者がブラックジャックをアメリカに伝え、アメリカン全土でプレイされるようになったのです。

ブラックジャックがアメリカに伝わったのは、アメリカで最初のカジノがニューオーリンズに誕生した時期でした。そのころ他の州ではカジノが合法化されていませんでしたが、ブラックジャックの人気は徐々に広がっていきます。

そして、1854年フランス出身の女性Eleanor Dumont(マダム・モスターシュ)の活躍が注目されます。彼女はアメリカに移民後ディーラーとして活躍し、その美貌とお洒落な洋服の着こなしで周囲から一目置かれる存在となります。そんなEleanor DumontはVingt-et-unという名のギャンブルのお店を開きました。このお店は女性は入場禁止であり、富裕層の男性だけが入場を許されていました。そして、彼女の美貌を目にするために、噂を聞きつけた多くの男性がここに集まったのです。これがブラックジャックがアメリカに広がっていく1つの理由になったとも言われています。

そして、ブラックジャックはどんどん知名度を上げていき、1930年代には、ラスベガスで3番目に人気の高いゲームになりました。1950年代には、クラップスに次ぎ、2位になりました。

名前の変更

ブラックジャックがアメリカで広くプレイされるようになると、当時のカジノのオーナーはより多くのお客を集めるためにボーナスなどを提供し始めます。

そして、あるカジノでは、スペードのエースとブラックジャック(クラブまたはスペードのJ)で21ポイントを当てた人に10倍のボーナスを提供していました。このボーナスのニックネームが定着して、ブラックジャックという名前になったと言われています。

ブラックジャックの大ブーム

ブラックジャックはアメリカ全土でプレイされるようになりますが、それはあくまでギャンブラーの間だけであり、大ブームと言うほど大きい動きではありませんでした。

ブラックジャックに世界中から注目を集めるようになったのはアメリカの数学者達によって必勝法が編み出された1960年代に入ってからです。

1962年にEdward Oakley Thorp(エドワード・オークリー・ソープ)によって「Beat The Dealer」という書籍が出版されます。この書籍では確率論を元にしたブラックジャックの攻略法として、現在でも有効な必勝法として活用されている「ベーシックストラテジー」と「カードカウンティング」が紹介されていました。

そして、Edward Oakley Thorpは著書の中で、この2つの必勝法を利用することによってブラックジャックを完全に攻略することが可能であるということを数学的に証明してしまったのです。これにより、これまでギャンブルに興味がなかった人でも、ブラックジャックで人稼ぎしようとカジノに通うになるのです。そして、ブラックジャックが大ブームとなったのです。

このようにしてブラックジャックは知名度を上げ、全世界に広がり、人気のカジノゲームとしてプレイされるようになりました。そして現在でも人気が衰えることなく、たくさんのギャンブラーの間でプレイされています。

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