マーチンゲール法とは?|利点欠点・パーレー法との組み合わせについて

マーチンゲール法とは、オンラインカジノやスポーツベッティングで使用できるシステムベッティングの1つです。システムベッティングとは、ギャンブルにおいてどのように賭けを進めていくかの戦略のことを言い、マーチンゲール法は2倍配当のゲームで利用できます。

そして、マーチンゲール法はそのシステムベッティングの中でも特に有名であり、多くのプロギャンブラーも活用しています。この記事ではマーチンゲール法の具体的なやり方や特徴についてわかりやすく解説します。

マーチンゲール法の利点

まずはマーチンゲール法の利点からご紹介します。マーチンゲール法には「ルールがシンプル」「損失が一度に取り戻せる」「負け続ける可能性が低い」等の利点があります。

利点1:ルールがシンプル

マーチンゲール法は負けたら賭け金を2倍にする、というとてもシンプルなシステムベッティングです。そのため、オンラインカジノを始めたばかりの初心者でもすぐに実践で活用できます。

他のシステムベッティングは計算が複雑で紙とペンが必要になるものもあります。しかし、マーチンゲール法は頭の中ですぐに計算できるので、とても簡単です。

利点2:損失が一度の勝利で取り戻せる

マーチンゲール法は負けたとしても賭け金を増やしていくため、勝った時の払戻金が大きくなります。そのため、連敗したとしても一度でも勝利できれば、それまでの負け分をすべて取り戻すことができます。

利点3:負け続ける可能性が低い

マーチンゲール法は2倍配当のゲームで利用します。つまり、勝率は50%ということです。この場合、数学的に考えて、永遠に負け続けるということはありません。2倍配当のゲームをプレイした場合、連敗する可能性は以下のように下がっていきます。

ゲーム回数 連敗の確率 勝率
負けの確率  50% 50%
2連敗する確率 25% 75%
3連敗する確率 12.5% 87.5%
4連敗する確率 6.25% 93.75%
5連敗する確率 3.125% 96.875%
6連敗する確率 1.563% 98.437%
7連敗する確率 0.78% 99.22%
8連敗する確率 0.40% 99.6%
9連敗する確率 0.20% 99.8%
10連敗する確率 0.10% 99.9%

つまり、10回目連続でゲームに負ける可能性は、0.10%ということです。実際に10回連続で負ける可能性は極めて低く、ほとんどの場合でその前に勝利できます。

これによりマーチンゲール法で負け続けるということはめったになく、ほぼ必ず利益を出せるといえます。

マーチンゲール法の欠点

上記の3つの利点だけ見ると完璧な戦略にも思えてきますが、マーチンゲール法には欠点もあります。主な欠点は「利益が含まらない」「ある程度の資金が必要」です。

欠点1:利益が膨らまない

マーチンゲール法で勝利した際に手元に利益として残るのは最初の賭け金のみです。連勝できればある程度の利益を得ることができますが、負けと勝ちを繰り返している場合、少しずつしか利益を得ることができません。

そのため、短時間で稼ぎたいというプレイヤーにはお勧めできません。

また、マーチンゲール法では利益が膨らみにくいので、一度損切りをしてしまったら、その分を簡単に取り戻すことができません。

欠点2:ある程度の資金が必要

マーチンゲール法は賭け金が急速に上がっていくため、ある程度テーブルリミットが高いゲームを選ぶ必要があります。その場合、ミニマムベットも高くなるので、資金が少ない場合、すぐにゲームが継続できなくなってしまいます。

テーブルリミットの高いゲームを選んで長くゲームを続けられるようにするには、最初からまとまった資金を用意しておく必要があります。

欠点3:勝利までの心理的負担が大きい

マーチンゲール法はどんどん賭け金が大きくなります。これは同時に損失額が急速に増えていくことを意味します。一勝すればそれを取り戻せるということがわかっていたとしても、損失額が膨らむと心理的負担が大きくなり、せっかくのカジノゲームを楽しめなくなってしまいます。

そのため、心理的負担を少なくするために、最初の賭け金を極端に低くしたり、早めに損切りをしたりするなど工夫が必要となります。

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マーチンゲール法のやり方

マーチンゲール法のやり方はとてもシンプルで、ゲームで負ける度に、次のゲームで前回の賭け金の2倍を賭けるだけです。

例えば、最初のゲームで5ドルを賭けて負けたとしましょう。この場合、次のゲームでは5ドルの2倍の金額、つまり10ドルを賭けます。そしてさらに負けてしまった場合は、次のゲームで20ドルを賭けます。

このように、負けたら倍の金額を賭ける、というのがマーチンゲール法の基本ルールです。

そして、ゲームに勝利した時には最初の賭け金である5ドルに戻してゲームを再開します。マーチンゲール法では一度勝利すると、最初の賭け金が利益として手元に残ります。

上記に例で3ゲーム目、つまり20ドルを賭けた時に勝利したとしましょう。すると、賭け金の2倍の配当として40ドルを受け取ります。これまでの賭け金の合計は5ドル+10ドル+20ドル=35ドルです。つまり、40ドル-35ドル=5ドルが利益として確定します。

マーチンゲール法の使えるカジノゲーム

マーチンゲール法は2倍配当のゲームのみで利用できます。つまり、ブラックジャックルーレットの赤・黒、奇数・偶数、ハイ・ローがこれに該当します。マーチンゲール法を3倍以上の配当のゲームを使用した場合、1回のゲームの勝率が低くなります。そして、連敗する確率が高くなるので利益を生むことが難しくなります。

マーチンゲール法のコツ

マーチンゲール法を利用する際には、初めから何連敗したら最初の賭け金に戻す、損益がこの金額に達したらゲームをやめる、など損切りするタイミングを決めておくことが大切です。

マーチンゲール法ではあっという間に賭け金が大きくなるので、調子が悪い時は無理にゲームを継続しないことがコツです。そのため、ゲームを始める前に損切りするタイミングを明確に決めており、必ずそれに従うようにしましょう。

マーチンゲール法 シュミレーション|ルーレット

ここではマーチンゲール法をルーレットで使用した際にシミュレーションを紹介します。2倍配当のゲームの中でもルーレットの赤・黒でマーチンゲール法を使用したと仮定しましょう。

シミュレーション1.5勝5敗の場合

まずは、ルーレットで勝敗が五分五分の時のシミュレーションを紹介します。そして、最初の賭け金を5ドルと設定します。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 損益
1回目 5ドル 10ドル +5ドル
2回目 5ドル 10ドル +10ドル
3回目 5ドル × 0ドル +5ドル
4回目 10ドル × 0ドル -5ドル
5回目 20ドル × 0ドル -25ドル
6回目 40ドル 80ドル +15ドル
7回目 5ドル × 0ドル +10ドル
8回目 10ドル 20ドル +20ドル
9回目 5ドル × 0ドル +15ドル
10回目 10ドル 20ドル +25ドル

このシミュレーションでは5勝したので、最終的に利益として最初の賭け金5ドル×5勝=25ドルが手元に残る結果となりました。5ゲーム目で三連敗をしてしまっていますが、賭け金を倍にしているため、6回目のゲームでそれまでの損失をすべて取り戻すことができています。これがマーチンゲール法の特徴であり、一番のメリットだとも言えます。このようにマーチンゲール法では勝利でゲームを終えた場合、必ず利益が残るようになっています。

シミュレーション2.5勝5敗の場合

ここではシミュレーション1と同じように、10ゲームをプレイして、5勝5勝だったとします。ただし、このシミュレーションでは、後半に5連敗してしまったと仮定します。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 損益
1回目 5ドル 10ドル +5ドル
2回目 5ドル 10ドル +10ドル
3回目 5ドル 10ドル +15ドル
4回目 5ドル 10ドル +20ドル
5回目 5ドル 10ドル +25ドル
6回目 5ドル × 0ドル +20ドル
7回目 10ドル × 0ドル +10ドル
8回目 20ドル × 0ドル -10ドル
9回目 40ドル × 0ドル -50ドル
10回目 80ドル × 0ドル -90ドル

このシミュレーションでは、最初に連勝をしたので順調に資金を増やすことができました。しかし、後半で5連敗をしてしまい、損失が-90ドルまで増えてしまいました。

11回目で勝利すればそれまでの損失をすべて取り戻し、5勝分の利益である25ドルを得ることができます。しかし、10回目の賭け金がすでに80ドルであり、次のゲームでは160ドルを賭けなければいけません。ここで問題となるのが、テーブルリミットです。万が一テーブルリミットが100ドルに設定されているとそれ以上ゲームを継続できないため、-90ドルの時点で損切りをしなければいけません。

すると、この90ドルを後から取り戻すのは非常に難しくなります。このように連敗してしまい、最終的にマーチンゲール法で損失が確定してしまうこともあるのです。

シミュレーション1と2では共に5勝5敗ですが、どのような順番で勝ち負けを繰り返すかによって、結果が異なるのがわかります。

シミュレーション3.1勝9敗の場合

最後に、マーチンゲール法を使用して9連敗してしまった時の例を見てみます。このシミュレーションでは最初の賭け金を1ドルに設定します。

 ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 損益
1回目 1ドル × 0ドル -1ドル
2回目 2ドル × 0ドル -3ドル
3回目 4ドル × 0ドル -7ドル
4回目 8ドル × 0ドル -15ドル
5回目 16ドル × 0ドル -31ドル
6回目 32ドル × 0ドル -63ドル
7回目 64ドル × 0ドル -127ドル
8回目 128ドル × 0ドル -255ドル
9回目 256ドル × 0ドル -511ドル
10回目 512ドル 1024ドル +1ドル

 このシミュレーションでは、9連敗してしまっていますが、最後に1勝できたので最初の賭け金である1ドルを利益として確定することができました。

しかし、このシミュレーションにおいてもシミュレーション2と同じようにテーブルリミットに気を付けなければいけません。

また、最初の賭け金を1ドルと低く設定しましたが、10ゲーム目では賭け金が500ドルを超えてしまっています。このように賭け金の上がり方が急なのもマーチンゲール法の特徴であり、注意しなければいけない点でもあります。

マーチンゲール法は禁止されている?

マーチンゲール法は一部のランドカジノでは利用を禁止している場合があります。しかし、ほとんどのランドカジノでは厳しく規制していないため、マーチンゲール法を利用してルーレットやブラックジャックをプレイできます。

同様にオンラインカジノでもマーチンゲール法は禁止されていません。利用規約でもシステムベッティングに関する事項は記載されていないので、特に規制はないといえます。

マーチンゲール法の注意点

ここではマーチンゲール法の注意点を紹介します。資金やテーブルリミットに関係なくマーチンゲール法を使用していると損切りをしなければいけなくなるので、注意が必要です。

資金管理に注意

マーチンゲール法は賭け金を倍にしていくシステムベッティングです。そのため、賭け金がどんどん上がっていくという特徴があります。例えば、100ドルを資金として持っていたとしましょう。そして、マーチンゲール法を使用して最初に5ドルを賭けたと仮定します。

負けが続くと賭け金は5ドル、10ドル、20ドル、40ドル、80ドル、160ドルと増えていきます。つまり、連敗した場合5ゲームまでしかゲームを継続できないのです。

このように賭け金が急速に上がっていくマーチンゲール法では、十分な資金を用意しておくことが大切です。資金が十分にないと損切りをしなければいけなくなり、全額を失ってしまうこともあります

テーブルリミットに注意

カジノゲームではテーブルリミット、つまり最大賭け金が用意されています。テーブルリミットはゲームによって様々ですが、低いものだと100ドルと設定されていることもあります。このテーブルリミットに達してしまうとマーチンゲール法を使用していて負けてしまったとしても、それ以上ゲームを継続できません。

この場合も損切りをしなければいけなくなるので、注意しなければいけません。連敗することを踏まえ、最初の賭け金を小さくするか、テーブルリミットが大きいテーブルを選ぶようにするといいでしょう。

マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせる

マーチンゲール法の応用法として、パーレー法と組み合わせる戦略があります。パーレー法とは、マーチンゲール法とは逆でゲームに勝った時に賭け金を倍にしていくシステムベッティングです。

マーチンゲール法には勝利した時に最初の賭け金が利益として残るという特徴があります。一方でパーレー法は一度負けてしまうと、それまでの勝ち金を失うとともに、最初の賭け金が損失として確定します。

マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせることによって、このパーレー法で出た損益をマーチンゲール法で補うことができます。マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせると以下のようになります。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 損益 システムベッティング
1回目 1ドル 2ドル +1ドル パーレー法
2回目 2ドル 4ドル +3ドル パーレー法
3回目 4ドル 8ドル +7ドル パーレー法
4回目 8ドル × 0ドル -1ドル パーレー法
5回目 1ドル × 0ドル -2ドル パーレー法
6回目 2ドル × 0ドル -4ドル マーチンゲール法
7回目 4ドル × 0ドル -8ドル マーチンゲール法
8回目 8ドル × 0ドル -16ドル マーチンゲール法
9回目 16ドル × 0ドル -32ドル マーチンゲール法
10回目 32ドル 64ドル 0ドル マーチンゲール法

このように勝った時にはパーレー法、負けた時にはマーチンゲール法、というように使用するシステムベッティングを使い分けます。そうすると、上記のシミュレーションからわかるようにマーチンゲール法で勝利した時に、パーレー法の損失分を補い、損益が0になります。

ただしこの場合、利益も得ることができなくなってしまうため、連勝したタイミングでゲームをやめて利益を確定させる必要があります。

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よくある質問:マーチンゲール法

マーチンゲール法はすべてのゲームで利用できますか?

マーチンゲール法は2倍配当のゲーム、つまり勝率が50%のゲームでのみ利用できます。2倍配当のゲームにはルーレット(奇数・偶数、赤・黒、ハイ・ロー)、またはブラックジャックがあります。その他、ルーレットのカラムやダズンベッド、ポーカーなど3倍配当のゲームや毎回オッズが異なるゲームでは使用できません。

マーチンゲール法を使うために必要なものはありますか?

マーチンゲール法に必要なものは特にありません。ある程度の資金があれば、誰でもマーチンゲール法を使うことができます。

どうして「マーチンゲール法」という名前が付けられたのですか?

マーチンゲール法の名前の由来にはいくつかの仮設がありますが、一般的には南フランスのマーティギュー地方が由来になったとされています。
昔このマーティギュー地方の出身者がギャンブルで「倍プッシュ」をしては敗北をしていたことから、それをからかってマーティギューシステムを元に、マーチンゲール法と名付けられたと言われています。

マーチンゲール法は競馬やスポーツベッティングでも利用できますか?

マーチンゲール法は競馬やスポーツベッティングでも利用できます。ただし競馬やスポーツベッティングではルーレットやブラックジャックのように「2倍配当」などとオッズが一定ではありません。そのため、スポーツベッティングなどでマーチンゲール法を利用する場合は、オッズが2倍前後(1.7~2.3倍ほど)のものに賭けるようにしましょう。

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