カジノ戦略

バーネット法とは?|利点・欠点やグッドマン法との違いを徹底解説

バーネット法を正しく理解していますか?正直、グッドマン法との違いがいまいちわからない…なんて方はいませんか?ここではバーネット法のやり方はもちろん、メリット・デメリットやグッドマン法との違いも解説します。また、バカラで使用した場合のシミュレーションもご紹介します。

リスクが低いので、初心者の方でも使いやすい戦略です。システムベッティングにトライする手始めにチャレンジしてみてはいかがですか?

バーネット法とは?(1326法)

システムベッティングにはたくさんの種類がありますが、その中でも守りの戦略として知られているのが「バーネット法」です。バーネット法ではリスクを取らずに、コツコツと利益を貯めることが可能です。

次にバーネット法の利点と欠点を紹介します。バーネット法はリスクが少ない優秀なシステムベッティングに見えますが、いくつかの欠点もあるのでここでしっかりと理解しておきましょう。

バーネット法のメリット

1.リスクが少ない

バーネット法では連敗した場合、賭け金は常に1ドルと固定されます。そのため、負けが続いたとしても損失額が増えることはありません。リスクが低いので精神的なプレッシャーが少なく、初心者にもおすすめできます。 

2.連勝すれば利益が高まる

バーネット法では連勝すると、利益が膨らみます。また、最初のうちに連勝しておくと後半で連敗したとしても、その損失額をそれまでの利益で補えることが多いので、利益を維持しつつ、ゲームを継続できます。

バーネット法のデメリット

1.勝ち負けが交互になると不利になる

2倍配当のゲームでは勝率が50%であるため、勝ち負けが交互に続く時があります。この時バーネット法では損失額が少しずつ膨らんでしまいます。

勝ち負けが交互に続くような流れの場合はバーネット法をやめ、他のシステムベッティングに切り替えた方がいいでしょう。

2.利益を出しにくい

バーネット法は損失を抑えつつ利益を生み出す守りのシステムベッティングです。そのため、利益が生じたとしてもごくわずかであり、大きく稼ぐには長時間ゲームをプレイしなければいけません。

また、2倍配当のゲームでは勝ち負けの確率は五分五分ですが、バーネット法では連勝しなければ大きな利益は見込めません。これにより、ゲームの流れによっては、利益がでないまま終わってしまうこともあります。

バーネット法のやり方

まず、バーネット法が使用できるのは、カジノゲームの中でも勝率が50%の2倍配当のゲームのみとなります。2倍配当のゲームにはルーレット(赤・黒、ハイ・ロー、奇数・偶数)、ブラックジャック、バカラなどが挙げられます。バーネット法は3倍配当のゲームや独立事象でないゲームでは効果を得られません。

バーネット法は別名1326法と呼ばれます。その名の通り、バーネット法では勝った時に賭け金を1ドル→3ドル→2ドル→6ドルと増やしていくシステムベッティングです。そして、一度賭け金が6ドルになったら、それ以上は賭け金を増やさずに同じ金額でゲームを続けます。ゲームで負けた場合は、バーネット法をリセットして、最初の賭け金に戻します。

バーネット法ではこれの繰り返しとなります。

リスクを抑えたいのであれば、1ドル→3ドル→2ドル→6ドルと賭けてもいいですが、より大きな利益を狙いたいのであれば、それぞれを2倍(2ドル→6ドル→4ドル→12ドル)、3倍(3ドル→9ドル→6ドル→18ドル)などと資金に合わせて、倍にすることもできます。

バーネット法の使用例|バカラ

ここではバーネット法をバカラで使用した時にシミュレーションを紹介します。

例1.5勝5敗の場合

最初にバーネット法を使用して、5勝5敗の結果だった時の例を紹介します。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 損益
1ゲーム目 1ドル × 0ドル -1ドル
2ゲーム目 1ドル × 0ドル -2ドル
3ゲーム目 1ドル 2ドル -1ドル
4ゲーム目 3ドル 6ドル +2ドル
5ゲーム目 2ドル 4ドル +4ドル
6ゲーム目 6ドル 11ドル +10ドル
7ゲーム目 6ドル 12ドル +16ドル
8ゲーム回目 6ドル × 0ドル +10ドル
9ゲーム目 1ドル × 0ドル +9ドル
10ゲーム目 1ドル × 0ドル +8ドル

この例では、5勝5敗と勝率は50%ですが、最終的な累計損益は+8ドルとなっています。これは、3ゲーム目から7ゲーム目まで5連勝した時に、まとまった利益を獲得できたからです。そのため、8ゲーム以降に3連敗したとしても、利益が残る結果となっています。

このようにバーネット法では連勝した時に利益が膨らむのが特徴です。そして、連敗したとしても賭け金が1ドルであるため、利益を維持できるのです。

例2.勝ち負けが交互に続いた場合

ここでは勝ち負けが交互に続いた場合にどのように累計損益が変化していくかを見ていきましょう。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 損益
1ゲーム目 1ドル × 0ドル -1ドル
2ゲーム目 1ドル 2ドル 0ドル
3ゲーム目 3ドル × 0ドル -3ドル
4ゲーム目 1ドル 2ドル -2ドル
5ゲーム目 3ドル × 0ドル -5ドル
6ゲーム目 1ドル 2ドル -4ドル
7ゲーム目 3ドル × 0ドル -7ドル
8ゲーム回目 1ドル 2ドル -6ドル
9ゲーム目 3ドル × 0ドル -9ドル
10ゲーム目 1ドル 2ドル -8ドル

このように勝ち負けが交互に続いた場合、負けるときの賭け金は3ドル、勝つときの賭け金1ドルとなります。つまり、払い戻し金が2ドルに対して、損失3ドルを繰り返すことになります。これにより、勝ち負けが交互に続いた場合は、どんどん損失額が大きくなってしまう仕組みとなっています。

このように勝ち負け交互に続いた場合は不利なパターンとなるので、損切りをして他のシステムベッティングを使用した方がいいでしょう。

バーネット法とグッドマン法

バーネット法とよく似ているシステムベッティングとして挙げられるのが、グッドマン法です。グッドマン法は別名1235法であり、バーネット法が1ドル→3ドル→2ドル→6ドルと賭け金を増やしていくのに対し、グッドマン法では1ドル→2ドル→3ドル→5ドルというように賭け金が変化します。

どちらもリスクが低い守りのシステムベッティングですが、連勝した時に利益を得やすいのはバーネット法、勝ち負けが交互に続いた場合でも損失を抑えやすいのはグッドマン法という違いがあります

よくある質問:バーネット法

バーネット法と相性のいいゲームとは?

ブラックジャックやバカラよりも、すぐに結果がわかる「ルーレット」の方がバーネット法との相性がいいといえます。
バーネット法は2倍配当のゲームでのみ使用できます。その中でも、バーネット法を使用するのであれば、1ゲームが短いものを選ぶのがおすすめです。というのも、バーネット法でまとまった利益を獲得するには長時間ゲームをプレイする必要があるからです。

バーネット法の損切りのタイミングとは?

バーネット法は守りのシステムベッティングであり、損失額が大きく膨らむことはほとんどありません。そのため、他のシステムベッティングほど厳しく損切りポイントを設定する必要はないでしょう。
ただし、勝ち負けが交互に続いた場合、最初に連敗してしまった場合など、ゲームの流れがよくない時は損切りをして、他のシステムベッティングに切り替えるのもいいでしょう。

バーネット法はどんな人におすすめ?

バーネット法はリスクを取らずにコツコツと利益を貯めたいという人におすすめです。また、賭け金が少ないので、長くゆっくりとゲームを楽しみたい人にも向いているでしょう。一方で、短時間で一気に稼ぎたいという方にはバーネット法よりも、マーチンゲール法、グランマーチンゲール法などの攻めのシステムベッティングのほうがおすすめです。

バーネット法をカジノで使用するのは禁止?

一部のランドカジノではシステムベッティングの使用を禁止していることもありますが、バーネット法に関してはほとんどのカジノで利用可能です。また、オンラインカジノではバーネット法に限らず、システムベッティングを自由に使用できます。

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2008年より渡欧、某欧州国の大学へ入学。在学中は、法律・金融・賭博に関する研究・論文を執筆し、2012年に卒業。大学卒業後は、オンラインカジノの専属ライターとして経験を積む。現在は業界歴12年で、最新ニュース、カジノレビュー、ゲームガイド、仮想通貨など多岐に渡るコンテンツを独自の見解とともに配信。