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マネーの雑学 その1

マネーの雑学 その1

いつの時代にもお金に纏わる話は尽きないものでオンラインカジノをするにもお金の呪縛から解き放たれず永遠の課題ではあります。そもそも日本はいつから「円」になったのかというと江戸時代では両(りょう)分(ぶ)朱(しゅ)をはじめとする金貨・銀貨が使われていました。しかし実は円の名前の由来は定かではない模様です。諸説ありますが有力なのは次の3つあるようです。

1、 18世紀頃にメキシコドル(洋銀)がヨーロッパ諸国や中国、アジア諸国に大量に流入しており、中国ではその形から「銀円」もしくわ「洋円」と呼ばれていたので、日本も中国に追随して「円」と呼ぶようになったという説。

2、 明治時代初期に、当時の財務担当参議だった大隈重信が、衆議で「みんな指で輪を作りお金を表している」と主張し「円」になったという説。

3、 明治時代初期の幣制改革の際に硬貨を方形から円形に統一されたためにその形状から「円」と呼ぶようになったという説、さあ、皆さんはどの説が正しいとおもいますか?

明治時代の日本では他国の文明や文化を研究、吸収をしてその影響から様々な過程を経て円となったのではないかと推測されています。

結論からいうと円は明治時代から呼ばれるようになり使われ始めたのではないのでしょうか?・・・明治4年5月10日に新貨条例が制定され、日本の貨幣単位として円が正式に採用されているようです。この頃の通貨は驚くことなかれ1円以下の通貨も存在していました。補助単位と通貨として
1銭(せん)=1円の100分の1(1円=100銭)
1厘(りん)=1円の1000分の1 1銭の10分の1(1円=1000厘)(1銭=10厘)
1銭、1厘の硬貨や紙幣も昔は流通していましたが、新しい法律によって小額通貨が整理されることになり、1953年12月31日を最後に1円未満の通貨の使用、流通が禁止されて今現在も流通しておりません。昭和初期には銭、厘などの通貨を目にした人がいるかもしれませんよね。しかし「銭」に関していえばニュース等で為替や株式で〇円〇銭と表示される事は周知の通りです。

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日本の江戸時代には「両替商」と言うものが存在しており、そこでは大商人、大名貸しなどの融資業や決済代行業務を請け負っていました。大名貸しとは諸藩における商品調達および年貢米売却などの代金の管理や国許および、江戸屋敷への送金や資金が不足した場合の貸付などを行う仕事です。
それでは、初めての商業銀行はいつ頃発祥したのでしょうか。それは明治時代の1873年(明治6年)国立銀行条例によって第一国立銀行が誕生しました。この銀行は後の第一勧業銀行を経て現在のみずほ銀行となっています。

明治時代においては開国とともに多くの海外文化が流入しました。その中でもアメリカの国立銀行法「National Bank Act」がありました。この「Bank」を訳する際に当時の福沢諭吉などの学識者達が議論を重ねて「金舗」「金司」などの案を経てその結果、「金と銀を扱う店と言う事で金行か銀行にしてはどうか」と「金行より銀行の方が発音しやすい」と言う事もあり「銀行」に決定した様です。
銀行の「行」はどこから来たかと言うと単純に中国語でこうと言う文字は「店」と言う意味があると言う事でそのまま銀にくっつけた様です。この様に少しお金の雑学を知っておくとオンラインカジノでプレイする時もパワーアップできるかも知れませんね!!!

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2008年より渡欧、某欧州国の大学へ入学。在学中は、法律・金融・賭博に関する研究・論文を執筆し、2012年に卒業。大学卒業後は、オンラインカジノの専属ライターとして経験を積む。現在は業界歴12年で、最新ニュース、カジノレビュー、ゲームガイド、仮想通貨など多岐に渡るコンテンツを独自の見解とともに配信。