2024年最新!マカオでカジノデビュー:予算や服装、おすすめホテルまで完全解説 

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寄稿者 カツべ

寄稿者プロフィール:
カツべ(マカオ新聞・編集長) 

マカオに拠点を置く唯一の日本語ニュースメディア「マカオ新聞」の創業者で現在まで編集長を務める。10年以上にわたる取材を通じてマカオのカジノや統合型リゾート(IR)事情に詳しく、自社メディアでの記事執筆のほか、「遊技日本」、「カジノジャパン」、「月刊ホテルレストラン」といった専門メディアへの寄稿、日本の新聞、雑誌、テレビ、ラジオといった各種メディアへの出演やコメント提供、セミナー講師を務めるなどの活動を通じ、広く情報発信を行っている。 


マカオのカジノ概要 

世界最大のカジノ売上を誇る街として知られるマカオ。面積は東京の山手線の内側の約半分に当たる約32㎢というコンパクトなサイズで、あらゆるものがギュッと凝縮されているイメージです。

カジノ施設は大小合わせて約40あり、マカオ半島の新口岸地区(NAPE)とコタイ地区(COTAI)に集中して立地しています。2つエリアにはそれぞれ特徴があり、コタイ地区は21世紀に入ってから開発が進んだ埋立地で、ラスベガス型の巨大統合型リゾート(Integrated Resort=IR)が集積。

一方、マカオ半島新口岸地区は古くからの商業地で、IR施設もありますが規模はコタイ地区と比べて小さめで、中小規模のホテル等に併設したカジノ施設が点在しているイメージです。 

コタイ地区のカジノ施設は、すべてIRに併設されています。どこもフロアも広々として、ゴージャスで華やかな雰囲気が漂います。

マカオのみならず、世界最大のフロア面積を誇るのが、コタイ地区で最初にオープンしたベネチアン・マカオ。圧倒的な規模感と知名度の高さから常に多くの来場者で賑わっており、一見の価値アリといえるでしょう。

ベネチアン・マカオはラスベガスに本拠地を置くサンズグループの系列。コタイ地区にあるグループIRのプラザ、パリジャン、ロンドナーにもそれぞれテーマの異なるカジノ施設が併設されており、館内通路で直結しているため相互往来も便利です。ベネチアン・マカオに次ぐ規模を誇るのが香港系のギャラクシー・マカオ。

こちらも拡張工事が進むにつれて、カジノフロアの面積もどんどん大きくなっています。高級感あふれるインテリアも魅力的といえるでしょう。このほか、コタイ地区にはMGMコタイ、ウィンパレス、シティオブドリームズ、グランドリスボアパレスといった巨大IRがラインナップしています。 

マカオ半島新口岸地区といえば、一度見たら忘れられない奇抜な外観のグランドリスボア、そして昔ながらのマカオのカジノの雰囲気を残すリスボアカジノがアイコン的な存在。

ラスベガスからやってきたサンズ・マカオ、MGMマカオ、ウィン・マカオもマカオ半島の中では規模が大きく、独特なオーラを放っており、人気があります。中小規模のホテルに併設されたカジノ施設は少しカジュアルな雰囲気。詳細は後述しますが、ミニマムベット(最低賭け金)もIR併設カジノと比べて低めの設定となっています。

よりローカルエリアに近く、世界遺産観光へ出かけるにも徒歩圏内とあり、マカオ半島側の滞在を希望する観光客も多くいます。 

なお、マカオ半島新口岸地区とコタイ地区の間は、タクシーを利用すれば約15分程度で移動できます。また、両エリアの同系列のカジノ(IR)施設の間(例えばサンズとベネチアン、スターワールドとギャラクシー、グランドリスボアとグランドリスボアパレス、MGMマカオとMGMコタイなど)には無料シャトルバスが運行されており、これを利用して移動することもできます。 

マカオカジノの軍資金はいくら用意すればいい? 

カジノ 軍資金

カジノを訪問するとなると、どのくらいの手持ちを持っていけば良いか、気がかりなところでしょう。マカオのカジノは入場料がかかりません。

入場して中の様子を見てみるというだけならタダで楽しむことができます。カジノゲームにプレイしてみたいという場合は、軍資金が必要です。テーブルゲームにはミニマムベット(最低賭け金)が設定されており、同じカジノ施設内でもテーブルにより金額が異なります。

また、概ねIRに併設された大規模なカジノの方が高め、中小規模のホテル等に併設されたカジノの方が低めの印象です。IR併設カジノの場合、バカラブラックジャックが500香港ドル(約1万円)、ルーレットが50香港ドル(約1千円)、シックボウ(大小)が200香港ドル(約4千円)が目安。 

近年、マカオのカジノ施設にはLMG(ライブマルチゲーミング)と呼ばれる複数のゲーミングテーブルの様子を実況中継で見ながら手元の端末でベットする多人数プレイ型のコーナーが設置されているところもあり、これならミニマムベットの設定は通常のテーブルより低く(10分の1程度)、同時に複数のテーブルで進行中のゲームにベットすることもできます。

また、ディーラーのいない完全なマシン型のゲームもミニマム設定は低めです。より少ない金額で遊べるのがスロットマシン。1ラインあたりのベット単位が5香港セント(約10円)という台も見かけます。ただし、スロットマシンでは1回1ライン回すくらいでは何も起こらないことも多いので、ある程度のライン数と回転数を想定した軍資金を用意して臨む必要があるでしょう。 

筆者の経験上、カジノ遊びの軍資金は無理のない範囲で最初に決めておき、勝っても負けても、追加しないことが肝要と思います。カジノに滞在する時間を予め決めておくのもいいでしょう。また、勝った場合は、つい欲が出てさらに勝ちを増やそうとしてしまいがちですが、スパッと止めて勝ち逃げするというのも賢い選択です。筆者もたまに気分転換のためカジノ遊びをしますが、予算は1000香港ドル(約2万円)程度とかわいいものです。バカラテーブルでは2回しかベットできませんが、2回連続で勝ったらしめたものです。もちろん、そんなにうまくはいきませんので、ジャックポットを狙ってスロットにチャレンジしたりしています。参考までに、マカオ在住10年以上の私の戦績はプラスマイナスゼロくらいです。 

マカオおすすめカジノ併設ホテル10選 

現在、マカオには140軒以上のホテルがあります。このうち5つ星ホテルが約40軒、その客室数が全体の約6割を占めています。つまり、マカオ市場においては高級ホテルが主といえます。

世界的な高級ホテルチェーンの多くがマカオに進出しており、IRが展開する独自ブランドの高級ホテルという選択肢もあります。同じ高級ホテルでも香港や東京と比較して客室の広さや設備が充実している傾向にあり、コスパが良いとされています。

今回はカジノ旅行というテーマとあって、筆者が実際に宿泊ないしは取材で訪問したことのあるカジノ併設(もしくはIR併設)ホテルを10軒セレクトしてご紹介したいと思います。 

【コタイ地区】 

ベネチアン・マカオ 

The Venetian Macao

マカオを象徴するIR「ベネチアン・マカオ」に併設。約3000室ある客室はすべてスイート仕立てになっており、最もスタンダードなタイプの客室でも広々としています。

ホテル自体は2007年の開業ですが、近年客室のリノベーションが行われ、最新の設備に更新されています。日本からの観光客の間でも、特に人気の高いホテルのひとつです。 

シェラトン・グランド・マカオ 

Sheraton Grand Macao

英国ロンドンをテーマにしたIR「ロンドナー・マカオ」に併設するマカオ最大規模の客室数約4000室を誇るメガホテル。客室のインテリアは至ってシンプルですが、逆にスッキリして落ち着くという声も聞きます。

コタイ地区にある5つ星ホテルの中では価格が手頃なため、候補に入れる方が多くなっています。ロンドナーにはセントレジス・マカオ、コンラッド・マカオ、IRブランド名を冠したロンドナーホテルも併設されています。 

JWマリオットホテル・マカオ 

JW Marriott Hotel Macau

IR「ギャラクシー・マカオ」に併設。客室数は約1千室です。客室のインテリアはスマートな雰囲気で機能的。全客室に温水シャワー便座を導入しているのも日本人には嬉しいところ。クラブラウンジのサービスが充実しており、マリオットメンバーのリピーターに人気を博しています。

ギャラクシーマカオには他にもホテルオークラ・マカオ、バンヤンツリー・マカオ、リッツカールトン・マカオ、ラッフルズ・マカオ、アンダーズ・マカオといった複数の高級ホテルが併設されており、カペラ・マカオの進出も発表済み。

いずれのホテル宿泊客もギャラクシー・マカオが誇る世界最大規模のウォーターパーク、グランド・リゾート・デッキを無料で利用することができ、観光客のみならず地元の家族連れのステイケーション先としても人気です。 

モーフィアス 

morpheus macau

IR「シティ・オブ・ドリームズ・マカオ」に併設。2018年にオープンしたザハ・ハディド・アーキテクツが設計を手掛けた斬新なデザインのタワーに入っています。

インテリアデザインはピーター・レメディオスの手によるもの。たいへん機能的で過ごしやすい客室になっています。こちらも全客室に温水シャワー便座を導入済み。

シティ・オブ・ドリームズにはグランドハイアット・マカオと独自ブランドのヌーワも併設されています。 

ウィン・パレス 

Wynn Palace

IR「ウィン・パレス」に併設する唯一のホテル。客室数は約1700室で、およそ半数がスイートルームとなっている。客室は最もスタンダードなタイプでも69平米とゆったり。

室内はウィン・ブランド特有のエレガントな雰囲気漂い、最新鋭の設備が揃います。音と光の噴水ショー、パフォーマンス・レイクを部屋から望めるファウンテンビューがおすすめです。 

MGMコタイ 

MGM Cotai

IR「MGMコタイ」に併設する唯一のホテルで、客室数は約1400室。宝石箱をイメージしたという華やかな外観とは打って変わり、客室は機能的で使い勝手も良く、フローリングの床で温かみがあり、居心地の良く過ごすことができます。 

パラッツォ・ヴェルサーチ・マカオ 

IR「グランドリスボアパレス」に併設。2024年3月に正式オープンしたばかりの真新しいホテルです。客室数は約270室。インテリアはヴェルサーチブランドの世界観を体現したゴージャスそのもの。パラッツォ・ヴェルサーチはマカオとドバイの世界に2つしかないレアな存在でもあります。

グランドリスボアパレスには、同じくデザイナー系のカール・ラガーフェルド・マカオと独自ブランドのグランドリスボアパレス・ホテルを併設しています。 

【マカオ半島】 

グランドリスボア 

Grand Lisboa macau

マカオのシンボルとなっている蓮の花をイメージした奇抜な外観の高層タワー型ホテル。客室はクラシカルでゴージャスな雰囲気が漂います。マカオの中心地に建つアイコニックなホテルとあって、その存在感は抜群。同系列のホテル・リスボアとは複数の館内通路で直結しています。 

マンダリン・オリエンタル・マカオ 

大型ショッピングモールを核とする複合施設「ワン・セントラル」に併設。IR「MGMマカオ」とも館内通路で直結しており、事実上のIR併設ホテルとなっています。IRとは一定の距離感があるため、館内は静粛が保たれています。客室はモダンで機能的。また、大きな窓から美しい景色を望めると人気です。 

ソフィテルマカオ 

Sofitel Macau

マカオ半島の下町エリア、内港に建つIR「ポンテ16」に併設する唯一のホテル。フランス発祥のホテルらしく、客室含めて館内はオシャレな雰囲気です。

シティビューの客室からはマカオ歴史市街地区の街並みが望めるのでおすすめ。世界遺産めぐりの拠点となるセナド広場まで徒歩すぐです。ただし、カジノ施設が多く集まる新口岸地区とは少し距離が離れています。 

初心者向け、マカオカジノの遊び方 

マカオ カジノ 会場

マカオのカジノ施設は基本的に24時間営業。入場時の登録手続きがなく、比較的オープンで気軽に入場できますので、敷居が低く、初心者向けといえるかもしれません。

ほとんどのカジノ施設がメンバーシップ制度を用意しており、カジノでプレイする際にメンバーシップカードやアプリを提示する(スロットマシンでは所定の位置に差し込む)ことでポイントが貯まり、一定のポイント数に達するとホテル宿泊券などのギフトと交換することもできます。

また、カジノでプレイしないという方も、館内の飲食店やショッピングで割引が受けられる等のメリットがあります。入会手続きは簡単で、カジノ施設のメンバーシップカウンターで身分証明書(日本人観光客の場合はパスポート)を提示し、顔写真を登録するだけでOKです。 

マカオカジノの特徴 

マカオのインバウンド旅客の約8割が中国本土から、約1割が香港からとなっているため、カジノ施設についても中国本土と香港からの来場者が主となっており、中国語(いわゆる北京語と広東語)が飛び交っています。

外国人の比率は少ないですが、2023年から一部のIR併設カジノに外国人専用エリアが設けられ、VIPルームのようなかたちで運営(詳細は後述)されています。客層については、カジノ目当てでマカオへ来るゴリゴリのギャンブラーもいれば、また観光ついでにカジノも楽しむライトな感じの方も大勢おり、初心者の方でも雰囲気に飲まれるようなことはないでしょう。

総じて来場者の服装はカジュアルです。なお、テーブルゲームのディーラーとのコミュニケーションは中国語が基本となり、フロア内にいるスタッフの中には英語が話せる方も多くいる印象。

目下、マカオのカジノの総テーブル台数は6千台、スロットマシン台数は1万2千台となっています。テーブルの大半が圧倒的に人気のあるバカラで、次いでルーレットとシックボウ(大小)が多く、ブラックジャックやカリビアンスタッドポーカーといったカードゲームは少なめです。 

ゲームの選び方 

マカオで最もテーブル数が多いバカラですが、カードの出目が9に近い方が勝ちというのが基本ではあるものの、ある程度ルールを知っていないと楽しめないゲームではないでしょうか。

興味がある方は、事前にルールを頭に入れた上、実際にゲームが進行している様子を見学しながら、参加するかどうかを判断してみるのがいいかもしれません。

初心者の方にとってわかりやすいテーブルゲームはルーレットかシックボウでしょう。ルーレットなら特定の数字/奇数か偶数/赤か黒を当てる、シックボウは3つのサイコロの出目の大小(11以上なら大、10以下なら小、ただしゾロ目の場合はゾロ目にかけておかないと負け)、1つ、2つ、3つのサイコロの特定の出目、3つのサイコロの出目の合計数を当てるといった簡単な掛け方があります。

また、スロットマシンも1回転毎のベット額とライン数を選んでボタンを押すだけとあって初心者向けです。 

年齢制限について 

マカオのカジノ施設の入場可能年齢は一律で満21歳以上と決まっています。入口での身分証チェックはランダムですが、マカオでは身分証の携行義務があり、外国人旅行者の場合はパスポートとマカオ入境時に審査官から受け取る入境申報表を常に身につけておく必要があります。

カジノ内で警察によるパトロールが行われることもあり、身分証を提示できない場合は面倒なことになるため、くれぐれもお気をつけください。 

ドレスコード(服装)とルール・マナー 

カジノは大人の社交場などともいわれますが、マカオではTシャツに短パンといったラフな格好でも全く問題ありません。ただし、帽子やサングラスの着用はNGとされています。

このほか、カジノ施設内では写真・ビデオ撮影が禁止されています。ゲーミングテーブルの3メートルの範囲内でスマホを使うこともできません。大きな手荷物や傘などがある場合は、カジノ入口付近にあるクロークに預けるようにしましょう。

喫煙は所定の喫煙ルーム内でのみ認められています。カジノの入口に禁止事項などをまとめた情報が掲出されているので、しっかり確認しておくことをおすすめします。 

マカオカジノのVIP 

マカオのカジノと聞いて、VIPルームをイメージされる方も多いのではないでしょうか。VIPルームでは、ハイローラーと呼ばれる大口のギャンブラーを対象としたもので、入場するにはプログラムに参加する必要があるのが一般的です。

ごく簡単に説明すると、フロントマネーとも呼ばれる一定金額以上のノンネゴシエーションチップ(現金化不可)を買い、それを使ってVIPルーム内にあるテーブルでゲームに臨み、勝った場合に通常のチップ(現金化可能なキャッシュチップ)を手にできます。また、キャッシュチップを再びノンネゴシエーションチップに替えることをローリングと呼びます。

なお、近年はプレミアムマスやハイリミットというVIPルームとマス(平場)の中間のようなエリアも登場し、VIPより敷居が低くなっています。

また、2023年からは外国人専用エリアが登場し、VIPルームのようなかたちでプログラムが用意されており、フロントマネーの目安は20万香港ドル(約400万円)〜のようです。施設によっては日本人スタッフも在籍しています。 

カジノの安全性と注意事項 

カジノ施設に限らず、マカオは全体的に治安が良いとされています。特にカジノ施設内はセキュリティが厳しく、危険を感じるようなことはほとんどないでしょう。カジノ内で気をつけたいのはスリや置き引きです。ゲームに熱中していると身の回りの品への注意が散漫になりがち。また、カジノ内で見知らぬ人物が声をかけてくるようなこともありますが、違法な両替等の勧誘がほとんどのため無視してかまいません。

なお、上にマカオのカジノは基本的に24時間営業と書きましたが、実は例外があります。台風警報シグナルの9以上(※香港・マカオの台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10)が発令された場合、カジノ施設は臨時閉鎖となります。

シグナル8以上が発令されると公共交通機関が運休となるため、カジノ施設から出ることになると行き場を失うことになります。こういった場合、カジノ併設ホテルに宿泊しておけば、部屋の中で待機できるため安心です。

マカオの台風シーズンは概ね6〜10月です。現地の天候にも留意していただきたく思います。 

マカオで楽しめるその他のアクティビティ 

マカオにはカジノ以外にもたくさんの見どころがあります。マカオ半島の歴史市街地区にある世界遺産群を見て回ると、東洋と西洋の文化が融合したマカオ独特の魅力を肌で感じることができます。

カジノの街といえば、エンターテイメントがつきものです。マカオでもIR施設にアリーナや劇場が併設されています。香港スターとK-POP系のコンサートが多いですが、ローリング・ストーンズ、マドンナ、ブルーノ・マーズといった大物スターの公演も。

マカオグランプリをはじめ、卓球、バレーボール、ゴルフといった国際スポーツイベントの開催も増えています。その他、各種イベントが盛りだくさんのため、スケジュールが決まったらマカオ政府旅遊局のウェブサイト等で最新のイベント情報をチェックしておきましょう。

マカオのレジャー施設といえば、マカオタワーのバンジージャンプが有名です。また、新しいものとして、リスボエタマカオにオープンしたインドアスカイダイビング体験施設も人気を博しています。最近、カジノ以外のレジャー要素の充実が進み、家族連れで訪れても存分に楽しめる街へと変貌を遂げています。

このほか、マカオならではの存在ともいえる男性専用のサウナ施設も観光客から根強い人気で、マカオ半島の新口岸地区を中心に複数の施設があります。 

マカオでカジノ旅行をたっぷり楽しもう 

マカオ旅行

マカオのカジノは24時間営業のため、フレキシブルに楽しむことができます。昼間の時間帯に営業時間に縛りのある観光やショッピングの予定を入れておくのがいいでしょう。また、マカオはコンパクトな街とあって、移動にかかる時間が短くて済むため、滞在時間を最大限有効活用できるデスティネーションともいえます。 

マカオカジノトリップ旅程の組み立て方 

マカオのカジノは24時間営業のため、カジノメインの旅行を計画するにあたって制約はほとんどありません。いつ到着しても、すぐにカジノを目指すことができます。 

Step1.飛行機・ホテルの予約 

日本からマカオへ向かうには、直行便を利用してマカオ入りする方法のほか、香港国際空港を経由する方法の2つが主流となっています。直行便が最もラクな移動手段となりますが、マカオ航空の成田国際空港線と関西国際空港線がそれぞれ1日1便のみとなっています。

また、往路のマカオ到着が夕方以降、復路のマカオ出発が朝早い時間のため、現地滞在時間が短いところが難点です。一方、香港国際空港の場合、地方空港も含めて日本全国の多くの都市との間を結ぶフライトがあり、スケジュールの選択肢も豊富。香港とマカオを結ぶ港珠澳大橋が開通したことで、両地の間は24時間陸路で移動することも可能となったため、香港経由の利便性が大きく向上しました。 

ホテルについては、カジノメインの旅行ならカジノを併設するホテルを選択したいものです。マカオ半島の新口岸地区やタイパ島の中小規模のホテルにもカジノを併設しているところはありますが、当然ゴージャスなIRのホテルを選択した方が満足度は高いといえます。

予算の都合によりますが、価格差があまり大きくないなら、IRのホテルを選ぶのをおすすめします。なお、マカオはリゾート地のため、週末(金曜・土曜)や休前日のホテル価格が上昇する傾向があります。予約はホテル・IRの公式サイトはもちろん、主要なホテル予約サイトでマカオのホテルの取り扱いがあります。 

Step2.カジノをリサーチ 

大型カジノ施設の方がゲームの種類や台の選択肢が多い傾向です。自分がプレイしたいゲームがあるかどうかの確認から始めてみましょう。

大型施設ならバカラ、ルーレット、シックボウ、ブラックジャック、カリビアンスタッドポーカーはたいていありますが、クラップス、ファンタンといったゲームのテーブルは用意がないところも。施設の公式サイトにゲームの種類のラインナップといった情報は掲載されていないため(そもそもカジノに関する情報が極端に少ない)、事前に把握したい場合は個人のブログ等の情報が頼りです。

あと、カジノ選びでは相性も重要になるかと思います。雰囲気や勝敗等々、自分に合ったところを探してみるのも一興です。 

Step3.カジノのプレイ方法を予習 

カジノのルールについては、インターネット上にたくさん情報が出ています。予備知識として一通りチェックし、頭に入れておくといいでしょう。出発前に日本でプレイ方法を予習するなら、アミューズメントカジノを訪ねてみる方法もあります。 

マカオカジノ旅行1日のモデルプラン 

ここではコタイ地区のIRホテルに宿泊するカジノ旅行のうち、丸一日フルで使える日を想定したモデルプランをご紹介したいと思います。

カジノ旅行がテーマでありつつ、観光の見どころもしっかり押さえるマカオ初心者向けの内容です。 

08:00 朝食(お粥) 

前夜は遅くまでカジノで遊んだことでしょう。やや疲れ気味かもしれません。朝食は敢えて動かずIR内で済ませるのがラク。IR内には早朝からオープンしている店も複数あります。

メニューは胃に優しいお粥を選択するのがおすすめ。こちらのお粥は出汁が効き、米粒の形がほとんど溶けている日本とは違ったタイプのものですが、臓腑にしみわたる美味さです。油條(ヤオティウ)という揚げパンをトッピングするのがローカル流で、ぜひ試してみていただきたく。 

9:00 移動(コタイ地区→媽閣駅) 

昨年(2023年)12月にマカオLRTタイパ線がマカオ半島の媽閣駅まで延伸しました。コタイ地区のほとんどのIRが沿線にあり、これに乗ってマカオ歴史市街地区の散策へ向かいます。移動時間は約30分もみておけば大丈夫です。 

9:30〜12:00 世界遺産散策(前半) 

マカオLRT媽閣駅のすぐ目の前に世界遺産「媽閣廟」があります。ここから歩いて北上することで、港務局ビル、リラウ広場、マンダリンハウス、聖ローレンス教会、聖ヨゼフ教会、ドン・ペドロ5世劇場、聖オーガスチン教会、聖オーガスチン広場、ロバート・ホートン図書館、市政署ビルといった世界遺産を巡りながらこちらも世界遺産のセナド広場に向かいます。 

12:30 昼食(ポルトガル料理) 

マカオの昼食のピークは13:00〜14:00です。混雑を避けるため、少し早めを狙うのがベターです。せっかくマカオへ来たなら、ポルトガル料理を味わってみるのはいかがでしょうか。

セナド広場の近くには多くの老舗ポルトガル料理店がありますが、筆者がよく訪れるのは創業100年以上という佛笑樓というお店です。

アフリカンチキンやカレークラブなど、ガイドブックに載っているような定番ポルトガル・マカオ料理メニューはたいてい揃います。お店の前のストリート、福隆新街も見どころ。昔ながらの街並みが残る観光名所で、歩行者天国になっています。 

14:00〜15:30 世界遺産観光(後半) 

午後はマカオ世界遺産観光のハイライトともいえる聖ポール天主堂跡の見学へ。セナド広場から徒歩約10分程度の距離。途中で通りがかる大三巴街は左右に土産物店が並ぶ賑やかなストリート。

マカオ名物の杏仁餅(アーモンドクッキー)などが売られており、試食もできます。ジャーキー類も名物ではありますが、検疫の関係で日本へ持ち込めないため、試食にとどめておきましょう。

聖ポール天主堂跡はマカオを象徴する存在ですが、実は日本からマカオへ渡ったキリシタンが建造に携わったとされ、日本と縁のある世界遺産です。

その後、向かって右のモンテの砦にあるマカオ博物館の見学へ。マカオの歴史や文化、習俗について一通り学ぶことができます。モンテの砦も世界遺産で、砲台部からはマカオ歴史市街地区を望むパノラマビューが楽しめます。 

16:00〜16:30 休憩(エッグタルト又は牛乳プリン) 

世界遺産と博物館見学を終え、歩き疲れた頃でしょう。マカオの名物スイーツを味わいながら休憩を取ります。選択肢は2つ。ポルトガル発祥のエッグタルトなら、二大有名ブランドのひとつ、マーガレット・カフェ・エ・ナタへ。

こちらはマカオに1つしか店舗がなく、いつも大行列ができる人気店です。中華風スイーツ、牛乳プリンもヘルシーと人気です。最も有名な義順鮮奶がセナド広場周辺に複数の支店を展開。温と冷のほか、生姜味、小豆トッピングなど種類も豊富です。 

17:00〜17:30 リスボアカジノ見学 

古き良きマカオの風情を今に伝えるネオンサインでおなじみのカジノリスボア。内部も昔ながらの雰囲気が残っているほか、ファンタンなどの伝統的なテーブルゲームもあり、カジノ好きならぜひ見ておきたいところ。

以前は館内に世界的にも珍しいカジノ産業の博物館を併設していましたが、現在はクローズに。再オープン予定もあるそうで、アップデート情報に要注目です。 

17:30〜18:00 無料シャトルバスでコタイ地区へ 

マカオ半島新口岸地区の各所とコタイ地区の間を結ぶIR施設の無料シャトルバスを利用して移動します。乗車時間は20分程度です。 

18:30〜20:00 夕食(インターナショナルビュッフェ) 

複数人で旅行する場合、食事の好みが別れてしまうこともあるでしょう。そんな時に使えるのがインターナショナルビュッフェ。

マカオのIRはビュッフェレストランを併設しているところが多く、いずれも規模が大きく品揃えも豊富で、存分に好きなものを味わうことができます。

数あるビュッフェの中で筆者がおすすめするのは、マカオ最大規模を誇るグランドリスボアパレスのThe Grand Buffetと昨年オープンしたばかりながら高評価を受けるスタジオ・シティ内、WマカオのHawker Hawkerの2店です。 

20:30〜22:00 ショッピング 

コタイ地区のIR併設モールのお店は平日でも22時、週末なら23時までと夜遅くまで営業しています。夕食を終えてからショッピングに繰り出しても十分間に合います。ショップの数が圧倒的に多く、ジャンルも幅広いのはベネチアン併設のモールです。 

22:00〜 カジノ 

一日の締めくくりはやはりカジノ。時間を気にせずゆっくりお楽しみください。 

※記載の情報、為替レートは記事執筆時(2024年6月中旬)のものです。以降に変更となる可能性がある旨、予めご了承ください。

マカオに拠点を置く唯一の日本語ニュースメディア「マカオ新聞」の創業者で現在まで編集長を務める。10年以上にわたる取材を通じてマカオのカジノや統合型リゾート(IR)事情に詳しく、自社メディアでの記事執筆のほか、「遊技日本」、「カジノジャパン」、「月刊ホテルレストラン」といった専門メディアへの寄稿、日本の新聞、雑誌、テレビ、ラジオといった各種メディアへの出演やコメント提供、セミナー講師を務めるなどの活動を通じ、広く情報発信を行っている。