バカラ

おもしろ豆知識|バカラのちょっと気になる8つのこと

バカラは世界中でプレイされているカジノゲームであり、高配当が狙えることからハイローラーからも人気を集めています。そんなバカラには意外と知られていない事実がたくさんあります。バカラの起源はどの国か知っていますか?バカラがどの国で一番人気かを知っていますか?

この記事では、そうだったんだ!と思うようなバカラの面白い豆知識を紹介します。

1.バカラの発祥国

バカラ発祥国イタリア

バカラはよくフランスで生まれたゲームだといわれています。しかし、実際にはバカラの起源はイタリアなのです。14世紀のイタリアではTarrochiというタロットゲームが存在していました。そして、イタリア人のFelix Falguiereが、そのタロットカードから現在の形のバカラを発明したと考えられています。

バカラが発明された当時は、現在のルールよりもタロットカードのものに近いものとしてプレイされていました。しかし、15世紀に現在に近いバカラに改良され、複数の種類のバカラが誕生するようになりました。

2.フランスではバカラは違法だった

バカラがイタリアで考え出されたあと、1490年代にイタリア人兵士によってフランスに紹介されました。そして、バカラはフランスの貴族階級の間で瞬く間に広まり、主にBaccarat en Banque(バカラバンク)とChemin de Fer(シェマンドフェール)という2つのバージョンが楽しまれていました。Chemin de Ferはフランス語で「鉄道」という意味があり、フランスで鉄道が開業した1832年以降に人気になったと言われています。

フランスで多くの貴族にプレイされていたバカラですが、あまりに人気であったためにルイ・フィリップ国王が1837年にカジノを違法化してしまいました。しかし、それでも陰でバカラはプレイされ続け、ヨーロッパ全土に広がっていったのです。

3.「アメリカンバカラの父」Tommy Renzoni

アメリカンバカラの父として知られるTommy Renzoni(トミー・レンゾーニ)は1959年にアメリカにバカラを導入した人物として知られています。

バカラというのはヨーロッパの呼び名であり、アメリカでは「プントバンコ」と呼ばれています。プントがプレイヤー、バンコはバンカーを指します。 

4.バカラは最弱のハンド

多くのカジノゲームでは、ブラックジャックのように一番強いハンドがゲームの名前として採用されています。

しかしバカラにおいては正反対であり、一番弱いハンドの名称がゲームの名前になっているのです。バカラにおいては、一番弱いハンドのことをバカラと呼び、イタリア語で「ゼロ・破産」という意味があります。

前述にもあるように、バカラが誕生して間もない頃、フランスでは禁止されるほど人々は熱中していました。あまりに熱中しすぎて破産する人もいたことから、皮肉なのか注意喚起を込めたネーミングになったのかもしれませんね。

5.バカラはアジア人に大人気

バカラは世界中のカジノプレイヤーから人気を集めているゲームです。しかし、ラスベガスでバカラをプレイしているギャンブラーの70%以上がアジア人だというデータがあります。

彼らのほとんどは銀行員や実業家などのハイローラーであり、バカラでビッグウィンを狙っているようです。ラスベガスへ行くとバカラで1テーブルだけ極端にアジア人で溢れているため、びっくりすることでしょう。

6.一番人気はミニバカラ

バカラにはいろいろな種類がありますが、その中で一番人気を集めているのは「ミニバカラ」です。ミニバカラとは小さなテーブルでプレイされ、7人までプレイヤーが着席できます。一方で伝統的なバカラの場合12人から14人までのプレイヤーが参加できます。

また、ミニバカラではプレイヤーはディーラーや自分のハンドに触れることができないというルールがあります。ミニバカラではすべてディーラーが操作することになるのです。

このようにミニバカラではルールが制限されるため、おもしろさが半減してしまうのでは…?と思う方もいるでしょう。しかし、ミニバカラは賭け金が通常のバカラよりも低く設定されているため、気軽にプレイできることから人気を集めているのです。

例えばラスベガスでは通常のバカラの賭け金が50ドルからであるのに対し、ミニバカラは10ドル、または20ドルからプレイすることができます。そのため、資金を多く持たない初心者でも挑戦しやすいのです。

また、ミニバカラの場合ドレスコードがないので気軽にプレイできます。

7.ジェームズ・ボンドはバカラが大好き

バカラおもしろ知識 007カジノロワイヤル

2006年に公開されたカジノが登場する映画「007 カジノ・ロワイヤル」は、 James Bond(ジェームズ・ボンド)の最後の作品でした。この映画では、当時のポーカーブームにのっとって、テキサスホールデムに焦点が当てられていました。

しかし、ジェームズ・ボンドのお気に入りのゲームは、バカラのchemin de ferだったといわれています。作家Ian Fleming(イアン・フレミング)のシリーズ小説「007」の中のいくつかのシーンでは、chemin de ferも取り上げられおり、いかにBondがバカラのファンであったかがわかります。

映画シリーズ「007 サンダーボール作戦」、「女王陛下の007」、「007 ユア・アイズ・オンリー」「007 ゴールデンアイ」でもバカラが登場しています。

8.バカラはマカオで大人気

バカラは世界中のランドカジノでプレイできますが、マカオで圧倒的な人気を集めています。

ニュースサイトのQuartzのデータによると、2014年のマカオのカジノの収益の91%はバカラによるものだとされています。ラスベガスのカジノのバカラによる収益は全体の24%です。これと比較すると、マカオのバカラ人気が圧倒的であるのがわかります。

CNNによると、マカオのカジノではアメリカのカジノでは許可されていないことができるという点が、マカオでバカラが人気の理由だとされています。マカオのカジノではカードを触ったり、覗いたりすることが可能です。つまり、マカオではより自由にバカラをプレイできるのです。

このようなルールの違いから、マカオではバカラが大人気となっているのです。

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2008年より渡欧、某欧州国の大学へ入学。在学中は、法律・金融・賭博に関する研究・論文を執筆し、2012年に卒業。大学卒業後は、オンラインカジノの専属ライターとして経験を積む。現在は業界歴12年で、最新ニュース、カジノレビュー、ゲームガイド、仮想通貨など多岐に渡るコンテンツを独自の見解とともに配信。