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【要チェック】ブラックジャックインシュランス|避けるべき5つの理由

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ブラックジャックインシュランスとは

ブラックジャックにはいろいろなアクションがありますが、その1つにインシュランスというものがあります。

インシュランスとは日本語で「保険」という意味です。その名前の通り、「インシュランス」とは、ディーラーの1枚目のカードがA(エース)でブラックジャックになる可能性がある時に、賭け金の半額をベッティングし、「保険」をかけるアクションのことを指します。つまり、本来であれば自分が負けてしまうチャンスを生かして、そこから利益を得ようというアクションのことです。

一見するとインシュランスがとても便利なアクションのように思えますが、実はただしく使わないと、損をするだけで終わってしまうこともあります。

まずは、具体的にインシュランスがどのようなものかをくわしく解説していきます。インシュランスとは、ディーラーのアップカードがAの時に選択できるアクションです。

アップカードがAの場合、もう一枚の伏せてあるカードが10または絵札の場合、ディーラーはブラックジャックとなります。その場合、プレイヤーは同じくブラックジャックでない限り負けてしまいます。

ディーラーのアップカードがAである場合は、プレイヤーが負けてしまう可能性が高いので、この状況をどうにかしたいというのが本音ですよね。

そのような時に使えるのがインシュランスなのです。ディーラーがブラックジャックになると思えば、最初の賭け金の半額を追加でベットするのです。インシュランスをして実際にディーラーがブラックジャックになった場合、予想が当たったことになるので、インシュランスした賭け金の3倍の配当をもらうことができます。

例えば、最初のベット額を100ドルとしたとしましょう。そして、ディーラーのアップカードがAだったため、ここでインシュランスをして50ドルを賭けたとします。この場合、最初の100ドルは没収となりますが、50ドルの3倍の150ドルが配当として支払われるので、プラスマイナス0になります。このようにして、インシュランスをすることで、損失を防ぐことができるのです。

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ブラックジャックインシュランス使い方

ここでは具体的にインシュランスの使い方を紹介します。

ブラックジャックではディーラーのアップカードがAだった時に、ディーラーが「インシュランスオープン」といいます。この時プレイヤーは、ベット額の半分のチップをさらに賭けることでインシュランスをすることができます、ディーラーが「インシュランスクローズ」というとそれ以上はインシュランスができなくなります。

インシュランスをした場合、以下の5つのパターンになります。

  • インシュランスが的中+本戦には負ける
  • インシュランスが外れ+本戦には勝つ
  • インシュランスが外れ+本戦も負け
  • インシュランスが外れ+プレイヤーがブラックジャックで勝ち
  • インシュランスが的中+プレイヤーもブラックジャック

以下では1つ1つのパターンについて解説していきます。以下では、最初のベット額を100ドル、インシュランスでのベット額を50ドルとします。

1.インシュランスが的中、本戦には負ける

インシュランスをして、実際にディーラーがブラックジャックになったとします。この場合、最初のベット額である100ドルは没収となります。

そして、インシュランスが的中した分の払い戻しが行われるため、50ドルの3倍の金額である150ドルがプレイヤーに支払われます。

賭け金150ドルに対して、150ドルが払いもどされるので、プレイヤーの収支は0になります。

このパターンでは、インシュランスが成功したので、損失を防ぐことができました。これはインシュランスの成功パターンだといえるでしょう。

2.インシュランスが外れ+本戦には勝つ

インシュランスをしたとしても、実際にはディーラーのハンドがブラックジャックではなかったとしましょう。そして、プレイヤーのハンドの合計値がディーラーよりも21に近く、本戦で勝利したとします。

この場合、インシュランスの50ドルは没収となりますが、最初のベット額の100ドルの2倍の配当が支払われます。

そのため、手元に50ドルの利益が残ります。この場合、インシュランスをしたことによって、プレイヤーの利益が少なくなってしまっています。

3.インシュランスが外れ+本戦も負け

インシュランスをして、ディーラーがブラックジャックではなく、かつハンドの合計がプレイヤーよりも21に近かったとします。

この場合、最初のベット額の100ドルと、インシュランスの50ドルの両方が没収となるので、150ドルの損失となります。

このパターンでは、インシュランスをしたことによって、プレイヤーの損失額が大きくなってしまいました。これはインシュランスをした場合、最悪なパターンとなります。

4.プレイヤーがブラックジャックで勝ち

インシュランスが外れで、プレイヤーがブラックジャックで勝利したとします。この場合、本戦の配当は1.5倍となるので、150ドルが支払われます。そして、インシュランスの50ドルは没収となるので、収支が0になってしまっています。

この場合、せっかくブラックジャックになったにもかかわらず、インシュランスをしたせいで利益がなくなってしまいました。

5.プレイヤーもディーラーもブラックジャック

プレイヤーとディーラーの両方がブラックジャックだった場合、引き分けとなるので、最初のベット額の100ドルはそのまま払い戻されます。そして、インシュランスが的中した分として、150ドルが支払われるので、100ドルの利益となります。

これはインシュランスをして、唯一利益を得られるパターンとなります。しかし、プレイヤーとディーラーの両方がブラックジャックになる確率はかなり低いので、実際のゲームではほとんど起こらないと考えた方がいいでしょう。

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ブラックジャックインシュランスのメリット

インシュランスの利点として挙げられるのは、損失額を減らすことができるということです。ディーラーがブラックジャックとなってしまった場合、プレイヤーは負ける可能性が高いので、賭け金がそのまま没収されてしまいますよね。

しかし、インシュランスをしておけば、その損失を避けることができます。

インシュランスをするときは、ブラックジャックのカードカウンティングを一緒に使用することをお勧めします。カードカウンティングをしていれば、シューの中にどれくらいの数の10または絵札のカードが含まれているかを知ることができます。つまり、どれくらいの確率でインシュランスが成功するかを知ることができるのです。

カードカウンティングを使用することで、より損失額を減らすことが可能になり、プレイヤーにとって有利にゲームを進めることが可能になります。

ブラックジャックインシュランスのデメリット

インシュランスの欠点は、損失額が1.5倍になってしまうということです。通常負けただけでは、最初のベット額が没収されるだけです。しかし、インシュランスをしてさらに最初のベット額の半分を賭けた場合、最大で1.5倍の金額が没収されてしまうことになるのです。

これを繰り返しやってしまうと、どんどん資金が減ってしまいます。インシュランスでは損失額を少なくすることが可能ですが、その分損失額が増えてしまうこともあるので、その点をよく踏まえておかなければいけません。

また、すでに解説した通り、インシュランスをした際の勝ちパターンはそこまで多くはありません。そのため、リスクをとってまで挑戦する価値はないといっていいでしょう。

ブラックジャックインシュランスを避けるべき5つの理由

ここまでブラックジャックでインシュランスを使用しない方がいい理由について紹介します。

的中率が高くない

ディーラーのアップカードがAだった場合、もう一枚のカードが10または絵札になる確率は約30%です。つまり、インシュランスが外れる可能性は70%のあるのです。

この数字からは、インシュランスはプレイヤーにとって不利な賭けであることがわかるので、インシュランスはしない方がいいといえます。

そもそも利益を得ることができない

インシュランスの使い方で解説した通り、インシュランスをした場合、どのようなパターンになったとしても本戦で勝ち、引き分けにならない限り、利益を出すことができません。つまり、インシュランスをした場合でも、損失額を少なくすることができるだけで、実際の利益につながることがないのです。

その反面、本戦で勝ったとしても、インシュランスが外れてしまった場合、せっかくの勝利なのに利益が減ってしまうのです

そのため、インシュランスにはメリットよりもデメリットの方が大きいといえます。

長期的には損失の方が増えてしまう

インシュランスが成功した時は、損失額を抑えることができるので、インシュランスをしてよかったと感じることでしょう。しかし、長期的に考えた場合、何度もインシュランスをしていると、損失額の方が大きくなってしまいます。

すでに述べた通り、インシュランスの的中率は30%です。つまり、長期的にプレイした場合、確率論的に考えて、インシュランスは失敗する可能性の方が高いのです。

そのため、インシュランスは長期的にブラックジャックをプレイする場合の戦略としてはおすすめすることができません。

ハウスエッジが高い

ブラックジャックのハウスエッジはいくつのデッキを使うかで異なりますが、一般的にインシュランスのハウスエッジは非常に高くなります。例えば、8デッキでブラックジャックをプレイした場合、インシュランスのハウスエッジは7.47%になります。つまり、ハウスエッジはカジノ側にとって非常に有利となっているのです。プレイヤーにとっては不利なアクションとなっているので、わざわざベット額を1.5倍にしてまで挑戦する必要はないでしょう。

余計な資金が必要になる

インシュランスをするときには、最初のベット額の1.5倍の金額を賭けなければいけません。1.5倍というと、大した金額に思わないかもしれませんが、100ドル賭ければ50ドル、500ドル賭ければ250ドル、と金額が大きくなれなるほど、インシュランスに必要な金額も多くなります。

つまり、インシュランスをしていると、余計な出費が増えてしまうのです。そのため、より資金管理をしやすくするために、インシュランスは避けた方がいいでしょう。

ブラックジャックインシュランスのまとめ

ブラックジャックのインシュランスは、ディーラーがブラックジャックだった時のリスクを避ける方法として、プレイヤーにとってはありがたいシステムのように思えます。しかし、実際にはブラックジャックのインシュランスはハウスエッジが高く、プレイヤーにとってはそこまで有利なアクションではないのです。そのため、ブラックジャックをプレイする場合、インシュランスの使用は避けた方がいいでしょう。

ブラックジャックでの勝率を上げたいのであれば、ベーシックストラテジーやカードカウンティングなどの必勝法を習得した方が効率よく稼げるようになるでしょう。

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2008年より渡欧、某欧州国の大学へ入学。在学中は、法律・金融・賭博に関する研究・論文を執筆し、2012年に卒業。大学卒業後は、オンラインカジノの専属ライターとして経験を積む。現在は業界歴12年で、最新ニュース、カジノレビュー、ゲームガイド、仮想通貨など多岐に渡るコンテンツを独自の見解とともに配信。