わらしべ長者法とは｜利点欠点・やり方や注意点などを徹底解説

「わらしべ長者法」とは、日本のおとぎ話である「わらしべ長者」から生まれたルーレットの必勝法です。「わらしべ長者」では、1人の貧乏人が藁から物々交換を始めて、少しずつ物の価値を上げていき最終的にはお金持ちになるというお話です。このアイディアからルーレットで使用することができるわらしべ長者法が考え出されたのです。

この記事ではわらしべ長者法の使用方法やメリット、デメリットなどについて紹介します。これからルーレットをプレイしようと考えている方はぜひ活用してみましょう。

わらしべ長者法とは

わらしべ長者法は、20ユニットの賭け金を使用した全6ステップで構成されています。

1ユニットを1ドルとした場合は20ユニット＝20ドル、1ユニットを5ドルとした場合は、20ユニット＝100ドルとなります。この金額はプレイヤーの資金に応じて、好きな金額を設定することができます。

以下では1ユニットを1ドルとして解説していきます。

ステップ１

わらしべ長者法ではまず20ユニット＝1ドルの金額を5分割にして4ドルずつにします。そしてこれを、ダブルストリートベットで5か所に賭けます。この場合、5か所のダブルストリートベットでは30個の数字をカバーしているので、勝率は81％となります。

そして、賭けたか所のいずれかに玉が落ちれば勝利となり、6倍の配当である24ドルを獲得します。つまり、4ドルの利益が出ます。この時点で4ユニット分の利益が確定します。一方で負けてしまった場合は、20ドルの損失となります。

ステップ２

ステップ２では、手持ち金の24ドルを半分にして、ダズンベットで12ドルを2か所に賭けます。24個の数字をカバーしているので、勝率は65％です。ダズンベットの配当は3倍であるため、ここで勝利した場合、36ドルが手元に残ります。

ステップ2で勝利した場合は、16ユニット分の利益が確定します。

ステップ３

ステップ３では、36ドルを6分割にし、コーナーベットの6か所に賭けます。24個の数字をカバーしているので、勝率は65％です。ここで勝利すると9倍の配当である54ドルが獲得できます。

ステップ3で勝利した場合は、34ユニット分の利益が確定します。

ステップ4

ステップ4ではステップ３までで貯めた資金の54ドルを9分割、6ドルずつにします。そして、ストリートベットの9つの箇所に賭けます。

27個の数字をカバーしているので、勝率は73％です。そして、賭けで勝利した場合は、12倍の配当である72ドルを獲得します。

ステップ4で勝利した場合は、52ユニット分の利益が確定します。

ステップ５

ステップ５では、それまでの獲得した72ドルの内、70ドルを14分割にして、5ドルずつをスプリットベットの14か所に賭けます。

そして、残りの2ドルは保険として好きなところにベットします。30個の数字をカバーしているので、勝率は81％です。賭けで勝利した場合、90ドルが手元に残ります。

ステップ5で勝利した場合は、70ユニット分の利益が確定します。

ステップ６

ステップ６では９０ドルの内、88ドルを２２分割にし、ストレートアップの２２か所に４ドルを賭けます。残された２ドルは保険として好きな場所にベットします。

24個の数字をカバーしているので、勝率は65％です。そして、勝利した場合は、144ドルが手元に残ります。ステップ６で勝利した場合は、124ユニット分の利益が確定します。

わらしべ長者法ではこの６つのステップを完了すると、２０ドルが１４４ドルにまで増加する仕組みとなっています。つまり、20ユニットが144ユニットになるということです。仮に1ユニット5ドルとした場合、20ユニット＝100ドルが、144ユニット＝720ドルとなります。

ただし、それは連勝できた場合のみであり、どこかのステップで負けてしまうとそこでわらしべ長者法が失敗となります。

ここでわらしべ長者法のステップごとの賭け方をまとめると以下の通りとなります。

• ステップ１：ダブルストリートベット
• ステップ２：ダズンベット
• ステップ３：コーナーベット
• ステップ４：ストリートベット
• ステップ５：スプリットベット
• ステップ６：ストレートアップ

実際にわらしべ長者法を利用する際は、1ユニットの金額を自由に設定するようにしてください。リスクをとってたくさん稼ぎたい場合は、1ユニットの数を大きくするといいでしょう。

わらしべ長者法の利点

ここではわらしべ長者法を利用するメリットを紹介します。

誰でも簡単に利用できる

わらしべ長者法では、毎回賭ける金額と賭け方が具体的に決まっています。そのため、ステップに従うだけで、誰でもわらしべ長者法を利用することができます。

初心者であっても簡単に利用することができるのが、わらしべ長者法のメリットとして挙げられるでしょう。

また、わらしべ長者法は通常のルーレットだけではなく、ライブディーラーゲームでも使用することができます。実際のディーラーを相手にルーレットをプレイする場合でも、わらしべ長者法を活用することができます。

少ない金額が大きな金額へと変わる

わらしべ長者法では、少ない金額から開始し、1ステップごとに少しずつ資金を大きくしていきます。そのため、すべてのステップを終えた時には、大きな金額を手に入れることができるのです。

少ない金額から始めたとしても最終的には大きな金額となるので、資金が限られている人にもおすすめすることができます。

また、わらしべ長者法で失敗したとしても、最初の20ユニット以上の金額を存することはありません。そのため、リスクマネジメントがしやすいといえます。

いつでも好きなタイミングでやめることができる

わらしべ長者法は最後のステップ6まで続けた場合に、最大の賞金を獲得することができます。しかし、必ずしも最後まで続ける必要はなく、途中で中断することも可能です。その場合ででも、それまで利益を確定することができます。

わらしべ長者法では各ステップごとに利益が確定する点がメリットとして挙げられます。途中でやめたからと言って損失が出るわけではなく、常に利益が得られる点が魅力だといえるでしょう。

いろいろな賭け方を楽しむことができる

ルーレットの攻略法にはいろいろなものがありますが、ほとんどの場合使用する賭け方が決まっています。また、システムベッティングを活用する際には、2倍配当の賭け方のみ、など攻略法の使用の仕方には縛りがあります。

しかし、わらしべ長者法においてはステップごとに異なる賭け方をすることができるため、攻略法を利用しつつゲーム自体も楽しむことができます。

また、初心者であればわらしべ長者法を使用しつつ、賭け方について学ぶこともできます。

テーブルリミットに達することがない

テーブルゲームでは、1ゲームに賭けることができる最大の金額であるテーブルリミットが設定されています。カジノゲームの攻略法の中には、途中でこのテーブルリミットに達してしまい、攻略法を継続できなくなってしまうようなものもあります。

しかし、わらしべ長者法においてはユニットを細かく分割して賭けるため、このテーブルリミットに達することはほとんどありません。そのため、途中でゲームを中断しなければいけないということなく、使用することができます。

わらしべ長者法の欠点

ここではわらしべ長者法の欠点を紹介します。

ルーレットでしか利用できない

カジノゲームにはいろいろな必勝法があり、それらの必勝法には複数のカジノゲームで応用できるものも多数あります。しかし、わらしべ長者法に関してはルーレットに限られてしまいます。

わらしべ長者法は、ブラックジャックやバカラなど他のカジノゲームでは一切応用することができないため、他のカジノゲームに応用できない点がデメリットの一つとして挙げられるでしょう。

細かい内容を覚えなければいけない

わらしべ長者法ではステップごとに総資金を何ユニットに分割するか、どの賭け方を利用するかなど細かい内容を覚えなければいけません。そのため、初めてわらしべ長者法を利用する場合はメモやガイドを見ながらゲームを進めなければいけません。

細かく指定されているため、誤った賭け方をしてしまうとわらしべ長者法の効果を得ることができないので注意が必要です。

わらしべ長者法の使い方

先述にもあるように、わらしべ長者法はカジノゲームの中でもルーレットのみで利用することができます。ただルーレットの種類は特に関係なく、ヨーロピアンルーレット、アメリカンルーレット、フレンチルーレットのいずれでも利用可能です。

しかし、オンラインカジノの中でも扱いが多く、ハウスエッジが低く設定されているヨーロピアンルーレットでプレイするのが一番おすすめです。ヨーロピアンルーレットはアメリカンルーレットよりも区画の数が少ないため、プレイヤーの勝率が高くなり、わらしべ長者法が成功しやすくなります。

わらしべ長者法の注意点

わらしべ長者法ではそれぞれのステップで全資産を賭けることになります。そして、最終的に利益を獲得するためには、すべてのステップで勝利しなければいけません。1度でも負けてしまった場合、すべての資産を失ってしまうので、わらしべ長者法を利用する際にはその点に注意しましょう。

それぞれのステップでの勝率は高いですが、すべてのステップで勝利できる確率は13％と実はかなり低くなっています。そのため、わらしべ長者法では失敗するリスクもそれなりに高いということを念頭に置いておかなければいけません。

わらしべ長者法で確実に利益を得たいという場合は、どのタイミングで利益確定をするかが重要です。

例えばステップ１で成功する確率は81%ですが、ステップ２では勝率が65%と下がってしまいます。そのため、リスクを取りたくない場合は、ステップ１だけで終了してしまうのもいいでしょう。

また、最後のステップ6の勝率も65%と低くなっています。ステップ5まで成功しているのであれば、この時点である程度の利益を獲得することができています。そのため、勝率65%というリスクを取らずに、利益確定をしてしまってもいいでしょう。

セット	勝率	ステップ達成率
ステップ1	81%	81%
ステップ2	65%	53%
ステップ3	65%	34%
ステップ4	73%	25%
ステップ5	81%	20%
ステップ6	65%	13%

わらしべ長者法　シュミレーション

ここではわらしべ長者法のシミュレーションを紹介します。このシミュレーションでは1ユニットの金額を5ドルとしたとします。

ステップ１：総資産100ドル

ステップ1では、20ユニット分の資金を用意します。つまりここでは、100ドルを初期資金として用意しています。

そして、ステップ1では、ダブルストリートベットの6つの数字に対して賭けます。100ドルを5分割、つまり20ドルずつにして、ダブルストリートベットの5か所におきましょう。

そして、「1-6」「7-12」「19-24」「25-30」「31-36」の５ヶ所に賭けたとします。結果は「4」であり、6倍の配当である120ドルが支払われます。すると、累計損益は＋20ドル、総資金は120ドルとなります。

ステップ2：総資産120ドル

ステップ2では、120ドルを半分にして60ドルを、ダズンベットの3か所の内、2か所に賭けます。ここでは「1st 12（１～12の数字）」「3rd 12（25～36の数字）」の2か所に賭け、結果が「11」だったとしましょう。

この場合、3倍の配当である180ドルが払い戻されます。この時の累計損益は＋60ドル、総資産は180ドルとなります。

ステップ3：総資産180ドル

ステップ3では、コーナーベットの4つの数字に対して賭けます。この際、総資金である180ドルを6分割、30ドルずつにし、コーナーベットの6か所に賭けます。

ここでは「1,2,4,5」「7,8,10,11」「14,15,17,18」「20,21,23,24、」「25,26,28,29」「31,32,34,35」に賭けたとしましょう。

そして、結果が「35」であり、ゲームに勝利したとします。この場合、配当は9倍となるので、270ドルが支払われます。そして、累計損益は＋170ドルとなります。

ステップ4：総資産270ドル

ステップ4では、総資産270ドルをストリートベットの3つの数字に対して賭けます。ここではまず270ドルを9分割、つまり30ドルずつにします。そして、ストリートベットの9か所に賭けます。ここでは「1-3」「7-9」「10-12」「16-18」「19-21」「25-27」「28-30」「31-33」「34-36」に賭けたとしましょう。

そして、結果が「25」でありゲームに勝利したとします。この場合、12倍の配当が受け取れるため、360ドルが払い戻されます。この時点での累計損益は＋260ドルとなります。

ステップ5：総資産360ドル

ステップ5では、スプリッドベッドに賭けます。ここでは総資産のうち350ドルを14分割、つまり25ドルをスプリットベットで14ヶ所に賭けます。そして、残りの10ドルを好きなところに賭けます。

このゲームで予想が的中したとしましょう。この場合、18倍の配当が支払われるため、450ドルの払い戻しが行われます。

ここまでの累計損益は＋350ドルであり、総資産は450ドルとなります。

ステップ6：総資産450ドル

ステップ6では、ストレートアップに賭けます。ここでは450ドルの内440ドルを22分割、つまり20ドルをストレートアップで22か所に賭けます。そして、残りの10ドルは好きな場所に賭けます。

賭けが的中した場合は、36倍の配当が獲得できるため、720ドルを受け取ることができます。

ここでわらしべ長者法が終了となり、累計損益は＋620ドル、総資産は720ドルとなります。

わらしべ長者法を活用しよう

わらしべ長者法はルーレットで利用することができる効果的な必勝法です。ルールが細かく設定されているため、それに従ってルーレットをプレイすれば誰でも簡単に資金を増やすことができます。

是非「わらしべ長者法」を活用して、賢くルーレットをプレイしましょう。