シフトベット法とは|基本的な使い方から応用編まで解説

シフトベット法とは

シフトベット法とはカジノゲームの中でもルーレットで使用することができる攻略法です。多くのルーレットの戦略では、テーブルレイアウトを中心にベットをします。しかし、シフトベット法では、ホイールの隣り合った9つの数字に賭けるのが特徴です。

シフトベット法の利点

シフトベット法では「短時間で稼げる」「誰でも簡単に使える」「テーブルリミットを気にする必要なし」といったメリットがあります。以下で詳しく見ていきましょう。

短時間で稼げる

シフトベット法ではストレートベットを使用するため、勝利した際に36倍の配当を獲得することができます。シフトベット法を使用した際の賭け金は9ユニットであるため、賭け金を差し引いた場合でも27ユニットが手元に利益として残ります。

ルーレットで使用できる戦略はたくさんありますが、一度の勝利でこれほどの利益を獲得できる攻略法はありません。そして、負けても9ユニットしか損失が出ないので、3回に1回勝てれば9ユニットの利益が獲得できます。そのため、効率よくルーレットで稼ぎたいという方におすすめの戦略と言えます。

誰でも簡単に使える

シフトベット法はルールがとてもシンプルで、どのように賭けなければいけないかが明確に決まっています。そのため、やり方に従えば、誰でも簡単に本番のゲームで実践することができます。シフトベット法を利用するために、難しいルールを暗記する必要もないので、初心者にもおすすめの攻略法です

テーブルリミットを気にする必要なし

カジノゲームでは、各テーブルにて賭けられる最大金額が決まっています。この金額はマックスベット、テーブルリミットなどと呼ばれています。賭け金が増減する必勝法の場合、このテーブルリミットに達してしまった時点で損切りをしなければいけないなどリスクが伴います。

しかし、シフトベット法に関しては常に賭け金を固定することができるので、テーブルリミットに達してしまうことがありません。そのため、強制的に損切りをさせられるということがない点がメリットとして挙げられるでしょう。

シフトベット法の欠点

シフトベット法のデメリットとして「チップの配置を覚える」「傾向をつかむ」といった必要条件があることです。以下で詳しく解説していきます。

チップの配置を覚える必要がある

システムベット法では、コラムベット、ダズンベットなど、チップを置く場所が通常の賭け方のように一般的ではありません。ルーレットの数字の配置とテーブルの数字の位置には関連がないので、チップを置く際にはそれぞれのエリアの数字を正しく暗記しなければいけません

また、アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットでは数字の位置が異なるので、それぞれでどのようにチップを置くべきか把握しなければならないというデメリットがあります。

オンラインカジノの場合はメモをとってゆっくりとチップを置くことができますが、ランドカジノやライブベットの場合は、ベットする時間が限られているため初心者は慣れるまで時間がかかるでしょう。不安な方はオンラインカジノで徐々に慣らしていくことをお勧めします

傾向がつかむ

システムベット法で勝つためのコツは出目の傾向をつかむということです。出目の傾向をつかむことができないと予想が外れ連敗することもあります。そのため傾向がなかなか掴めずにいると、思うように効果が得られないことも考えられます。

この出目の傾向をつかむためには集中力が必要です。また、シフトベット法で安定して稼げるようになるにはある程度の経験も必要となるでしょう。

シフトベット法の使い方

シフトベット法では、まずホイール上に2本の直線を引き、4つのグループに分割します。

グループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34

グループ2:6,8,10,11,13,23,27,30,36

グループ3:1,5,9,14,16,20,24,31,33

グループ4:3,7,12,18,22,26,28,29,35

※この時「0」はグループ1または4のどちらに含んでも構いません。

このようにグループ分けをしたら、どの数字に球が入るかを予想します。そして、その数字が含まれるグループの数字すべてにストレートアップをします。

例えば、4が当たると予想した場合は、グループ1の数字すべてにストレートアップをします。

このシフトベット法で的中した場合は、27ユニットの利益を得られます。それに対して、負けた時の損失額は9ユニットのみとなります。そのため、3回に1回勝つことができれば、9ユニットの利益を得ることができるのです。

システムベット法ではランダムに各エリアに賭けるだけではなく、出目結果のエリア傾向を分析し、次ゲームで当選する可能性が高いエリアにベットすることが大切です。

そのためには、まずはベットをせずに空回しをします。数回空回しをして、どの数字が出たかを、それぞれのエリアと共にメモを取っていきましょう。そうすると、どのエリアの数字が出やすいか、傾向が見えてくるはずです

その傾向が見えてきたら、そこがシステムベット法を使用するタイミングです。数字が出やすいエリアにストレートアップしましょう。

また、システムベット法を成功させるためには、ディーラーの癖を見抜くことも大切です。ディーラーがどのタイミングで球を投げ入れるか、どのような癖があるかによって出目の傾向をつかみやすくなります。

シフトベット法の注意点

システムベット法を使用する際は、以下の点に気を付けてプレイしましょう。

ディーラーの癖を見抜く

システムベット法はとても集中力が必要な攻略法です。ライブカジノで使用する際には、ディーラーの癖を見抜く必要があるため、集中して球を投げ入れるタイミングや力加減を観察しなければいけません。

そのため、ゲームを楽しくプレイするというよりも、真剣に観察しながらどのようにベットするかを決めなければいけません。この観察力が十分でないと、出目の傾向をつかむことができないため、システムベット法を使用しても勝てずに終わってしまうことがあります。そのため、プレイヤーによって向き不向きがあるともいえるでしょう。

実際にシステムベット法を使用しても、ゲームが楽しめないようだったり、出目の傾向がつかめないようであれば、他の戦略を試したほうがいいでしょう。

予算を設定する

システムベット法では賭け金や止めるタイミングは決まっていません。ついハマりすぎて、どんどんプレイするのはあまり得策とは言えません。楽しくプレイをすることはいいことですが、事前に予算を設定のうえ、その予算内で掛け金を設定したり止めるタイミングを考慮しましょう。

シフトベット法 シュミレーション

実際にシステムベット法を使用した際のシミュレーションを紹介します。今回は、アメリカンルーレットにてシフトベット法を使用したケースと考えて見ていきましょう。また、このシミュレーションでは1ユニット=1ドルとしてゲームをプレイしたと仮定します。

先述のとおり、まず始めに、空回しをして出目の傾向やディーラーの癖をつかむようにしましょう。もしも空回しができない場合は、赤黒など2倍配当のベットをして様子を見るようにしましょう。

1ゲーム目

1ゲーム目では、出目の傾向を考慮してグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34に賭けたとします。システムベット法ではすでに解説したように、同じエリアの数字すべてにストレートアップをします。

このシミュレーションでは1ユニットの金額を1ドルとしているので、合計9ドルの賭け金が必要となります。そして、ゲームの結果が「12」だったとします。この場合、「12」はグループ1に属していないため、ゲームで負けたことになります。

これにより賭け金は没収され、累計損益は-9ドルとなります。

2ゲーム目

2ゲーム目でも同じようにグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34に賭けたとします。2ゲーム目の結果が「19」だったとします。この場合、予想が的中となり、36倍の配当獲得となります。

つまり、合計36ドルが払い戻されます。そして、累計損益は18ドルとなります。

3ゲーム目

3ゲーム目でも同じようにグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34に賭けたとします。3ゲーム目の結果が「34」だったとします。この場合、予想が的中となり、36倍の配当獲得となります。

つまり、合計36ドルが払い戻されます。そして、累計損益は45ドルとなります。

4ゲーム目

4ゲーム目でも同じようにグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34に賭けたとします。そして結果が「33」だったとします。この場合、予想が外れとなり賭け金が没収されます。そして、累計損益は36ドルとなります。

4ゲームまでの結果で2勝2敗ですが、36ドルの利益を得ることができました。システムベット法では、出目の傾向を読んでその通りに賭ければ高確率で勝つことができ、着実に利益を得ることができます。

勝った時の配当が36ユニットであるのに対し、負けた時の損失は9ドルであるため、連敗しない限り累計損益がマイナスになることもあまりありません。

25ゲームの結果

このようにシフトベット法を続けていき、25ゲームプレイした場合の結果を以下リストにて解説します。

ゲーム数賭け金賭けるグループ勝敗累計損益
19ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,3427ドル
29ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×18ドル
39ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,3445ドル
49ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×36ドル
59ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,3463ドル
69ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,3490ドル
79ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34117ドル
89ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×108ドル
99ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×99ドル
109ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×90ドル
119ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34117ドル
129ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34144ドル
139ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34171ドル
149ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×162ドル
159ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×153ドル
169ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×144ドル
179ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×135ドル
189ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×126ドル
199ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34153ドル
209ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×144ドル
219ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×135ドル
229ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34162ドル
239ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34189ドル
249ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×180ドル
259ドルグループ1:2,4,15,17,19,21,25,32,34×171ドル

シフトベット法を使用して25ゲーム行った結果、ゲーム勝利数11回、負け数14回、利益は179ドルとなりました。シフトベット法では勝った時に27ユニットの利益、負けた時に9ユニットの損失となります。そのため、25回のゲームのうち勝ち数の方が少ない場合でも、大きな利益を獲得することができるということになります。

シフトベット法 応用編

シフトベット法には特に改良法や応用はありません。しかし、カジノの攻略法として知られている以下のようなシステムベット法と一緒に使うことができます。

ハーフストップ法

ハーフストップ法とは最大利益の半分でゲームをストップする戦略のことを言います。例えば、最初の資金が500ドルでルーレットをプレイしていたとします。そして、最初のうちは連勝することができ、資金が1500まで増えたとします。しかし、その後に流れが変わってしまい、資金がどんどん減っていってしまったとしましょう。この場合、最大資金1500の半分、つまり750に資金が減ってしまった時にゲームをやめます。これがハーフストップ法のやり方です。

ハーフストップ法の特長はほぼ確実に利益を確定できるという点であり、ハーフストップ法ではやめるタイミングが明確に決まっています。そのため、「ついつい意地になってゲームをプレイしすぎて損失が出てしまった」という事態を防ぐことができます。

シフトベット法ではやめるタイミングが決まっていないので、損失が出てもずるずるとプレイを続けてしまうことがあります。そんな時はシフトベット法とハーフストップ法を組み合わせて、適切なタイミングでゲームを切り上げられるようにしましょう。

またシフトベット法と組み合わせていなくても、つい最後の最後で意地張って負けてしまう経験があるという方は、常にこの意識を持っておくといいかもしれませんね。

10%法

資金管理の1つの方法として使用できるのが10%法と呼ばれるものです。10%法とはその名の通り、手持ちのお金の10%を賭け続けるという方法です。

10%法を使用すると勝っている場合は賭ける金額が増え、負け越している場合は賭ける金額が減少するようになっています。つまり、資金に合わせてどれくらいのリスクをとるかを変更することができるのです。

負け続けていた場合はお金の減少が緩やかになるため、資金が底をつきにくくなり、長くプレイできるようになるのが特徴です。