ドージコイン(Dogecoin/DOGE)とは?確定申告は必要?|概要やメリットを徹底解説
最終更新日: 2024/11/06
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ドージコインとは
ドージコイン(Dogecoin/DOGE)とは暗号通貨の1つであり、2012年12月6日に「ジョーク通貨」として導入されました。
ドージコインは柴犬の似顔絵を採用しているのが特徴です。Dogeとは英語で犬を意味するDogのスラングであり、名前からしてもはやネタとして作られたといってもいいでしょう。
ドージコインを開発したのはオレゴン州ポートランドのプログラマーのビリー・マーカスであり、ビットコインよりも幅広い年齢層にアクセスできる暗号通貨を作ることを目的にドージコインを開発しました。
ドージコインはビットコインを元に作られているため、仕組みが非常によく似ています。発行上限やマイニング時間を除けばビットコインとほとんど同じといってもいいでしょう。
ビットコインは発行枚数が限定されているのに対し、ドージコインは発行枚数が無限であるという特徴があります。
ドージコインがマーケットに誕生した時は非常に価値が低く、ほとんど価格変動がありませんでした。
しかし、ドージコインは導入されてからすぐにオンラインコミュニティが作られるなど人気を集め、急速に発展しました。
そして、2014年1月には時価総額が6000万ドルに到達し、どんどん時価総額を上げていきました。
当初、1000億ドージコインの生産を意図していましたが、後にネットワークはドージコインを無制限に生産することを発表しました。
ドージコインの特徴
ドージコインのコミュニティの特徴が募金活動に積極的であるということです。
2014年1月19日、ドージコインのコミュニティは、資格があるにも関わらずソチオリンピックまで行く余裕が無いジャマイカのボブスレーチームへの5万ドルの募金活動を行いました。
そして、最終的に3万6000ドル相当のドージコインが寄付されることになりました。
また、エリック・ナカガワが率いるドージコイン財団は「Charity: Water」と協力してケニアのタナ川流域で井戸を建造するための寄付金を集め始めたこともあります。
そして、世界水である3月22日の前に合計で4千万ドージコイン(当時3万ドル相当)を集めることにも成功しています。
このようにドージコインは困っている人を助けるために使用されることが多く、社会貢献度が高いことでも人気を集めています。
ドージマーケットとは
ドージコインにはドージマーケットというものが存在します。ドージマーケットとは、アメリカのコミュニティサイト、ラディット内に設置されているマーケットとサイトのことを言います。
このサイトでは、ドージコインを使用して商品を購入したり、ビットコインに交換したりすることができます。
このようにドージコインには専用のマーケットが存在するため、より気軽に取引ができる暗号通貨として人気を集めているのです。
ドージコイン メリット
ドージコインのメリット5つを以下でご紹介します。
価格変動が少ない
暗号通貨のデメリットと言えるのが、価格変動が激しいということです。
そのため、投資対象として非常にリスクが高く、タイミングを誤って取引をしてしまうと大きく損をしてしまうことがあるのです。
しかし、ドージコインは他の暗号通貨と比較して価格が安定しやすいのが特徴です。
というのも、ドージコインには発行枚数に制限がないため、需要と供給のバランスが保ちやすくなっているのです。
そのため、ビットコインなどの他の暗号通貨のように一日に大きく価格変動することが少ないため、リスクが少ない暗号通貨として人気を集めているのです。
初めて購入する暗号通貨としてドージコインを検討するのもいいでしょう。
少額決済に向いている
ドージコインはビットコインやイーサリアムのように価格が大きくありません。
そのため、少額決済に向いており、寄付によく使用されています。
特にドージコインはチップ機能を導入していることで注目されており、実用性が高いのが魅力です。
ただし最近ではドージコインの価格が上昇しているため、かつてほど少額決済に向いているとは言えなくなってきています。
手数料が安い
これまで資金を送金する際には、高額の手数料を支払う必要がありました。特に国際送金などをする場合は、1回に送金で数千円の費用がかかってしまうのが一般的でした。
しかし、ドージコインを使用した場合は少ない手数料で資金を送ることができるので、新しい決済手段として人気を集めているのです。
海外にお金を移動したいときなど、日本円で送金するのではなくドージコインを使用して送金をした方がコストを低く抑えることができるでしょう。
将来性がある
ドージコインは将来性が高い暗号通貨として注目されています。ドージコインはチップ機能を導入していることから実用性の高い暗号通貨として今後さらに普及していくことが予想されています。
そのため、今後価格が上がっていくことが期待できます。
特にドージコインはアメリカなどチップ文化がある国で需要があるのが特徴です。
送金スピードが早い
暗号通貨は送金スピードが早いことで注目されています。その中でもドージコインは送金スピードが早いことで人気を集めています。
ビットコインの生成速度は約10分、ライトコインのブロック生成速度は約2.5分となっているのに対し、ドージコインではブロックの生成にわずか1分しかかかりません。
そのため、注文をしてからすぐに送金を完了させることができるのです。
ドージコイン デメリット
ここではドージコインのデメリットを見てきましょう。
デメリットとってもドージコインの仕組み自体には特にデメリットはなく、非常に実用性の高い暗号通貨として人気を集めています。
購入するには手間がかかる
ビットコインやイーサリアム、リップルなど、時価総額が高い人気の暗号通貨はコインチェックなどの取引所を使用して日本円で購入することができます。
しかし、ドージコインを日本の国内の主要な取引所では取り扱いがありません。
ドージコインを購入するためには、まずはビットコインやイーサリアムなどを購入して、それからさらに送金、購入、という手順を踏まなければいけないのです。
ドージコインの場合、法定通貨を使用して直接購入することができないため、将来的に日本円に換金することを想定しているのであれば、2つ以上の暗号通貨の価格変動を注意深く見ていなければいけないことになります。そのため、上級者向けの取引となるでしょう。
ドージコイン チャート
2017年の暗号資産ブームがきた際、ドージコインの価格も大きく上昇しました。ブームに合わせてドージコインの価格はわずか70日ほどで1890%以上上昇し、ピークとなった5月21日には0.0042ドルに達しました。
またこの時の時価総額は4億2300万ドルを超えたことで話題となりました。
しかしその後は暗号資産ブームが一段落し、ドージコインの価格も75%も減少することとなりました。
そして徐々に価格を回復させ、2018年1月7日、ドージコインは0.02ドルを突破し、時価総額は16億ドルとなり、それ以降も価格の上昇と下落を繰り返していました。
そして、2021年1月になると、アメリカの株式市場はレディットのコミュニティである「WallStreetBets(WSB)」の影響を受け、価格が大きく変動します。
「WallStreetBets(WSB)」は、大手ヘッジファンドなどが空売り(ショート)ポジションを取っていた株式を狙い、個人投資家で結集して株価を購入し、上昇させる、ということを行っていました。
最初はゲームストップ(GameStop)、ブラックベリー(BlackBerry)、ノキア(Nokia)などの株式のみがターゲットとされていましたが、ドージコインもターゲットとなり、個人投資家が一気にドージコインを購入するようになりました。
これにより、2日以内にドージコインの価格は、1100%の上昇となり、1月28日には0.087ドルに達しました。
その後、この「WallStreetBets(WSB)」による個人投資家の購入は落ち着きを見せましたが、イーロン・マスクがTwitterでドージコインについてつぶやいたことなどを理由に高値を維持し続けています。
かつては価格変動が少ないドージコインでしたが、今年に入って何かと注目されることが多く、ボラティリティが高くなる傾向にあります。
ドージコインのマイニング
ドージコインのマイニングはPoW(Proof of Work)で行われます。
マイニングにかかる時間はわずか1分であり、他の暗号通貨と比較してかなり早く完了します。
マイニングの仕組みもそこまで複雑ではないため、スーパーコンピューターなどの高性能な機器を費用する必要がなく、個人のパソコンからもマイニングをすることが可能となっています。
ドージコイン 半減期
ドージコインにもビットコインと同じように、半減期が決められています。半減期とは、マイニングされたコインの数が一定数に達した時に、発行量が半減することを言います。
例えばビットコインが半減期を迎えた場合、その後価格が高くなることが多いといわれています。
これは暗号通貨の発行量が決められていることにより、半減期を迎えるとそのコインの希少価値が増すからです。
しかし、発行枚数が決められていないドージコインについては希少価値に変化はないため、半減期を迎えた後も特に大きな価格変動はありません。
そのため、価格変動を心配することなく安心して投資することができるでしょう。
ドージコイン 使い方
ここではドージコインの購入方法を紹介します。すでに解説した通り、ドージコインは日本国内の取引所では購入することができません。
そのため、ドージコインを購入するには、いくつかの手順を踏まなければいけません。
例えば、ドージコインを購入することができる取引所の1つにBittrex(ビットレックス)があります。
Bittrexは、アメリカで運営されている海外取引所であり、日本国内の取引所では扱っていない多くの暗号通貨を揃えています。そして、ドージコインがその1つなのです。
Bittrexは日本円に対応していないため、Bittrexでドージコインを購入したい場合、まずは国内の取引所で暗号通貨を購入し、それをBittrexに送金します。
そして、その送金した暗号通貨を使用してドージコインを購入できるようになります。
手順としてはそこまで難しくはないですが、海外の取引所を使用しなければいけないため、英語で取引をしなければいけないことになります。
また、海外の取引所でアカウントを作成しなければいけないため、手続きが面倒に感じることがあるかもしれません。
ドージコイン 換金方法(手数料)
ドージコインを日本円に課金したい場合は、いくつかの手順を踏む必要があります。
まずは、持っているドージコインを日本国内で扱っている他の暗号通貨に交換します。そして、その交換した暗号通貨を日本国内の取引所に送金します。
この際、送金手数料が発生します。海外の取引所を使用する場合、手数料が高く設定されている場合があるので、ドージコインを換金する際には注意が必要です。
また、ドージコインを取引する際の手数料としては、購入手数料、出金手数料があります。ここで代表的な海外の取引所の手数料を確認しておきましょう。
仮想通貨取引所 | 購入手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
クリプトピア | Maker 0.2% Taker 0.2% | 3DOGE |
ビットレックス | 0.25% | 2DOGE |
ポロニエックス | Maker 0.15% Taker 0.25% | なし |
クラーケン | Maker 0.16% Taker 0.26% | なし |
ビットフィネックス | Maker 0.1% Taker 0.2% | なし |
ヨービット | 0.2% | なし |
ヒットビーティーシー | Maker -0.01% Taker 0.1% | なし |
ライブコイン | 0.18% | なし |
フオビ | 0.2% | なし |
コインエクスチェンジ | 0.1% | なし |
ドージコイン 確定申告・税金
ドージコインの取引によって利益を得た場合は、確定申告をして納税をする必要があります。
仮想通貨取引による所得が20万円を超えている場合は、納税をする義務が生じます。
では、具体的にはいつ納税の義務が発生するのでしょうか?
ドージコインに限らず、暗号通貨を売却した時、暗号通貨を使用して買い物をした時、暗号通貨で他の暗号通貨を購入した時、暗号通貨をマイニングした時に納税の義務が発生します。
これらのいずれかの取引をした際にドージコインの価値が上がっており利益が発生した場合、それに対して税金が課せられる仕組みとなっています。
暗号通貨の取引をして利益を得た場合、それは雑所得して分類されます。雑所得に関しては累進課税制度が採用されており、所得が多くなれば多くなるほど納税する金額が高くなる仕組みとなっています。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
このように暗号通貨に関しては最大で45%の税金が課せられます。そのため、収入が多いとそれだけ負担額が大きくなってしまう点がデメリットとして挙げられます。
毎年2月~3月までが確定申告の時期であり、この時期に暗号通貨から得た利益を申告しなければいけません。
納税は手間がかかり誰もが避けたいことかもしれませんが、正しく納税しなかった場合、税務署から監査が入る場合があります。
そして、脱税とみなされた場合、ペナルティを支払わなければいけなくなってしまいます。
そのため、ドージコインなどの暗号通貨を使用して利益があった場合は、正しく納税するようにしましょう。
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