2023年12月9日、大谷翔平選手が自身のInstagramでドジャースへの移籍を発表し、12月15日にはドジャースの入団会見が行われました。
そこで今回は、大谷翔平選手の移籍決定に対する海外ファンと海外誌の反応、そしてドジャース移籍によるブックメーカーでのワールドシリーズ優勝オッズの変化について紹介します。
10年7億ドルでドジャースに移籍決定
エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平選手が10年7億ドルという途方もない巨大契約成立により、ドジャースへの移籍が決定しました。
年換算では7,000万ドルで、大リーグ史上最高額を記録。元同僚であり大リーグを代表する選手の1人でもあるマイク・トラウト選手の年俸が約3,700万ドルなので、いかに大谷翔平選手の年俸が良い意味で浮世離れしているかがわかります。
まさに文字通り最高の投手と最高の打者の給料が合わさって実現した契約金額だといえます。しかし年俸の97%は後払いという、これまでの大リーグでは例のない巨額な契約内容になっています。
最初の10年間は毎年200万ドルと受け取り、11年目~20年目までに残りの6,800万ドルが支払われます。これにより「ぜいたく税」と呼ばれる球団の課徴金の回避に繋がり、なおかつ補強資金にも使えることから、ドジャースにとってはこれ以上ない理想的な契約といっても過言ではないでしょう。
大谷翔平に対する海外ファンの反応
大谷翔平選手のドジャース移籍が発表された当時、エンゼルスファンとドジャースファンの反応は様々でした。では具体的に海外ファンはどんな反応を見せているのでしょうか?
エンゼルスファンとドジャースファン、それぞれの大谷翔平に対する海外ファンの反応を見ていきます。
エンゼルズファンの反応
エンゼルスファンは6年間一緒に戦ってくれた大谷翔平選手への感謝と新たな門出への応援メッセージが大半を占めましたが、悲しみに溢れる海外ファンも多く見られました。
「彼のさらなる成長に期待」「6シーズン本当にありがとう」「ドジャースでもショータイムを見せてくれ」「エンゼルスファンだけど大谷翔平選手個人としてのファンは一生」など、XやInstagramへ投稿するファンが多く、大谷翔平選手がどれだけエンゼルスファンに愛されていたのがわかります。
一方でエンゼルス本拠地の球場正面に設置されていた大谷翔平選手の巨大看板が撤去された時、「通夜のような感じだった」「さようならエンゼルス大谷」「少し寂しい」など、悲しみが広がっていました。
大谷翔平選手へのリスペクトとは真逆に、一部海外ファンは大谷翔平選手を慰留できなかった球団側に対して不満と苛立ちを見せています。
「チームを売却しろ」「アートモレノの失敗だ」など、特に球団オーナーであるアートモレノ氏への怒りが爆発。以前に球団売却を模索している(後に中止と発表)と報道されているため、一部のエンゼルスファンはアートモレノ氏に対して揶揄する形で怒りをぶつけています。
ドジャースファンの反応
ドジャースファンは大谷翔平選手を歓迎する反応ばかりで、移籍を否定する声は見当たりません。
「まるでクリスマスプレゼント」「大谷さんカモン!二刀流カモン!」「ショータイムだ。他の全球団は終わったな」「ワールドシリーズの優勝リングを手にする姿を想像してしまう」など、大谷翔平選手を歓迎する反応がSNS上で多く書き込まれていました。
特に注目を集めたのが現ドジャースの主砲「ムーキー・ベッツ選手」と「フレディ・フリーマン選手」の2人が大谷翔平選手と並んだ合成写真で、「このトリオは違法だ」「最強の布陣」などと、夢の豪華共演に期待を膨らませています。
移籍発表直後には多くのドジャースファンが本拠地のドジャー・スタジアムに集結。大谷翔平選手のバッティングを真似してメディアへ喜びを表現するなど、歓迎ムード一色に染まっていました。
感謝と悲しみのエンゼルズファン、そして歓喜のドジャースファン。両極端の反応ではありますが、大谷翔平選手がどれだけ現地ファンに愛されているのかよくわかる移籍発表でした。
大谷翔平に対する海外誌の反応
大谷翔平選手がエンゼルスからFAになった時、海外誌の多くが様々な理由と根拠からドジャースへの移籍を予想し、今回の移籍発表によりそれが現実となった形です。
マリナーズやジャイアンツ、カブス、レンジャーズなども噂されていましたが、ドジャース以外への移籍は10%以下と予想。70%の確率でドジャースへ移籍するだろうと話題を集めていました。
そして大谷翔平選手のドジャース移籍が発表された直後、続々と海外誌が反応しています。
「ドジャースの移籍は予想通りだが、想像を遥かに超える契約内容だった」「契約金額が記録破り」「大リーグ史上の記録を打ち破った」など、ドジャースへ移籍した事実よりも、10年7億ドルという契約金額に驚きの反応を見せています。
中には移籍発表会見時に大谷翔平選手が左手首に身に付けていた時計に注目。セイコーが約60万円で販売する時計を選んだことで、「大谷翔平選手は日本で生まれ日本で野球を始め、セイコーという和のブランドを選んだ」と日本人としての誇りを示していると言及しました。
確かに7億ドルの会見で約60万円のセイコー時計を選ぶのは、お金よりも機能性や自分のやりたいことを優先する大谷翔平選手らしいチョイスです。
大谷翔平の移籍先の予想オッズを振り返る
大谷翔平選手の移籍先をスポーツベットのマーケットとしたブックメーカーも多く、移籍発表が近付くにつれ、オッズも大きく変化しました。
プロ野球をブックメーカーで楽しむ方にとってはオッズの変動が面白い期間だったと思います。
2023年11月7日(日本時間)にエンゼルスとの独占交渉期間が終了し、同時にエンゼルスを含む全球団との交渉期間が始まった直後の予想オッズの例は以下の通りです。
球団名 | オッズ |
ロサンゼルス・ドジャース | 1.1倍 |
シカゴ・カブス | 3.5倍 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ | 6.5倍 |
ニューヨーク・ヤンキース | 8.0倍 |
ニューヨーク・メッツ | 8.0倍 |
テキサス・レンジャーズ | 9.0倍 |
ボストン・レッドソックス | 10.0倍 |
シアトル・マリナーズ | 12.0倍 |
ロサンゼルス・エンジェルス | 16.0倍 |
フィラデルフィア・フィリーズ | 18.0倍 |
トロント・ブルージェイズ | 20.0倍 |
サンディエゴ・パドレス | 20.0倍 |
一時期、シカゴ・カブスの予想オッズが20.0倍→3.5倍へと一気に上昇。テキサス・レンジャーズも競合相手の筆頭球団と予想され、エンジェルスは契約延長の噂もあったため独占交渉期間中は上位を維持していました。
最終的には予想オッズ通りという結果になりましたが、これまで数多くの日本人選手が在籍し、活躍してきたシカゴ・カブスの大谷翔平選手も個人的には見たかったです。
大谷翔平が移籍でドジャースのオッズにも変化が
大谷翔平選手のドジャース移籍はブックメーカー業界にも多大な影響を与え、来シーズンの大リーグ優勝オッズでドジャースが急上昇し1番人気となりました。
アメリカ大手ブックメーカー「ESPN BET」の2024ワールドシリーズのドジャース優勝オッズは、移籍発表前は9.0倍でしたが、移籍が確定した途端6.5倍に急上昇。アトランタ・ブレーブスの7.5倍を抜き1番人気を獲得しました。
ワールドシリーズと言えばこれまで新庄剛志選手や田口壮選手、松坂大輔選手、松井秀喜選手、上原浩治選手、田澤純一選手などの日本を代表する選手が出場し、優勝も経験しています。
この名選手たちに続き、大谷翔平選手もついに仲間入りする瞬間が見れそうです。来シーズンの大リーグはアメリカ国内だけでなく、日本でもより一層注目を集めること間違いないでしょう。
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いち早く投手への復帰を願い、今後も大谷翔平選手から目を離せません。