マンシュリアン法とは|やり方をシミュレーション付きで解説
最終更新日: 2021/06/18
オンラインカジノで勝ちたいのであれば、必勝法について学ぶことは必須です。カジノゲームの中でも、ルーレットには数多くの有効な必勝法があり、勝率をかなり高めることが可能です。
そして、ルーレットの必勝法の中でも海外で特に人気を集めているのがマンシュリアン法です。マンシュリアン法の日本での知名度はそこまで高くないため、知らなかったという方もいるかもしれません。
この記事ではそんな方に向けて、マンシュリアン法についえわかりやすく紹介します。ぜひマンシュリアン法をマスターして、ルーレットでの勝利を上げましょう!
マンシュリアン法とは
マンシュリアン法とはルーレットの賭け方の中でも、コーナーベットを使用した必勝法です。コーナーベットとは、1か所の賭けで4つの数字をカバーできるベット方法のことであり、「1,2,4,5」や「17,18,20,21」などの隣接している4つの数字に賭けます。コーナーベットをするときには、4つの数字の中心部にチップを置きます。
このコーナーベットの的中率は11%であり、勝った場合は9倍の配当を獲得することができます。
マンシュリアン法ではこのコーナーベットをうまく活用し、勝率を上げていきます。
マンシュリアン法の利点
ここではマンシュリアン法のメリットを紹介します。
勝率がどんどん上がっていく
マンシュリアン法では最初のゲームの勝率は11%と低いですが、ゲームを継続していくにつれてベットするエリアを増やしていくため、どんどん勝率が上がっていきます。
ゲームを継続すれば賭け金がどんどん増えていきますが、その分勝率が上がっていくので、リターンも大きくなります。
5回連続で負けてしまうとそこで損切りとなりますが、多くの場合その前に勝つことができるので、利益を獲得することができます。
誰でも簡単に利用できる
マンシュリアン法では単純にコーナーベットの数を増やしていくだけです。そのため、オンラインカジノを始めたばかりの方でもすぐに実践で利用することができます。
複雑なルールが一切ないので、初めて利用するシステムベッティングとしても最適でしょう。
ユニット数を自由に設定できる
マンシュリアン法では最初に1ユニットの金額を決めてゲームを開始します。この1ユニットの金額は自由に設定することができるので、自分の資金やどれくらいのリスクを取りたいかによって自由に決められます。
リスクを取りたくない場合は、常に1ユニットの金額を1ドルほどの設定しておくといいでしょう。一方で一気に稼ぎたい場合、1ユニット=100ドルなどに設定することも可能です。ただしその場合は、テーブルリミットに気を付ける必要があります。
テーブルリミットを気にしなくてもいい
マンシュリアン法は5ゲーム目まででゲームを終了するのがルールです。そのため、賭け金は最大でも40ユニットまでにしか上がりません。1ユニットを10ドルとした場合でも、5ゲーム目での賭け金は400ドルです。
このようにマンシュリアン法ではあらかじめゲームをストップするタイミングが分かっており、賭け金が極端に大きくなるということがありません。そのため、テーブルリミットに達してしまってゲームが継続できなくなるということがありません。
マンシュリアン法の欠点
ここではマンシュリアン法のデメリットを紹介します。
5連敗で損切りをしなければいけない
マンシュリアン法は5回目までのゲームで勝てた場合のみ利益を獲得することができます。
6回目以降の場合はゲームで勝ったとしても、それまでの損失額を取り戻すことができず損失のみが残ってしまいます。そのため、5連敗してしまった場合は、そこで潔く損切りをする必要があります。
コーナーベットしかできない
ルーレットの魅力の1つは、いろいろな賭け方が楽しめるということです。インサイドベッドやアウトサイドベットなど自分の好きな賭け方を選択できるのがルーレットの面白いところです。しかし、マンシュリアン法を使用した場合は、コーナーベット1つに限定されてしまいます。そのため、ルーレットをプレイしていたとしても面白みが半減してしまう可能性があります。
大金を稼ぎたい人には向かない
マンシュリアン法は一気に大きなリターンを狙う必勝法ではなく、リスクを抑えつつ少しずつ利益を確定していくために必勝法です。そのため、短時間で一気に稼ぐことはできません。
マンシュリアン法の注意点
ここではマンシュリアン法の注意点を紹介します。
資金を多めに用意する
マンシュリアン法では負ければ負けるほどコーナーベットを増やしていきます。また、3ゲーム目以降になると賭け金を2倍にしていくため、一気に賭け金が増え、連敗すればするほどリスクが高くなっていきます。
そのため、連敗することをあらかじめ予想して、資金を多めに用意しておく必要があります。
数字が被らないようにする
マンシュリアン法ではコーナーベットを1か所ずつ足していきます。この時、なるべくエリアの数字が被らないようにしましょう。当然のことですが、ルーレットでは賭けている数字が多ければ多いほど、勝率は高くなります。そのため、コーナーベットの数字が被らず、なるべくたくさんの数字をカバーできるようにするのがマンシュリアン法で勝つためのコツです。
0が出た際には、それまでの賭けていなかったエリアにコーナーベットをするのがおすすめです。
数字の偏りを利用する
ルーレットをプレイしていると、数字の出方に偏りがあります。まずはゲームに参加せずに、どの数字が何度も出ているのか、逆にどの数字が全く出ていないのかなどをチェックしましょう。
これらの数字に賭ければ、的中率が上がります。
数字の偏りを見たいときは、実際にマンシュリアン法を始める前に空回しをするのがおすうめです。ただし、すべてのゲームで空回しができるわけではないので、可能なゲームを選ぶようにしましょう。
ヨーロピアンルーレットを選ぶ
ルーレットの多くはヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットのどちらかです。この2つではルーレットの区画数が異なり、ヨーロピアンルーレットは37か所、アメリカンルーレットは38か所の区画からなります。
つまり、的中する確率がヨーロピアンルーレットの場合は1/37、アメリカンルーレットの場合は1/38となり、アメリカンルーレットのほうが低くなっているのです。
そのため、マンシュリアン法を利用するのであれば、区画が低いヨーロピアンルーレットを選んだほうが有利になります。
5回目で必ずやめる
マンシュリアン法を利用して連敗してしまった場合は、必ず5回目のゲームで負けた時点でマンシュリアン法をやめるようにしましょう。
マンシュリアン法では賭け金や累計損益は以下のように動きます。
ゲーム数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
賭け金 | 1 | 2 | 6 | 16 | 40 | 96 | 224 | 512 | 1152 | 2560 |
負けた場合の累計損益 | -1 | -3 | -9 | -25 | -65 | -161 | -385 | -897 | -2049 | -4609 |
勝った場合の利益 | 8 | 6 | 9 | 11 | 7 | -17 | -97 | -321 | -897 | -2305 |
5ゲーム目であれば、勝った時に利益を獲得することができます。しかし、6ゲーム目以降になると、勝ったとしても利益を得ることができず、ただリスクを取るだけとなります。そのため、5ゲーム目で勝てなかった場合は、その時点で損切りをしてゲームをリセットすることが重要です。
マンシュリアン法のやり方
マンシュリアン法を行う際には、まずは1ユニットの金額を設定します。この1ユニットの金額を固定し、マンシュリアン法を始めます。
まずは、1ユニットの金額をコーナーベットをします。この際、コーナーベットであれば、どの数字を選んでもかまいません。1ゲーム目では、1か所にのみ賭けます。
そして、1ゲーム目の結果で負けてしまったとしましょう。この場合、2ゲーム目では、1回目に賭けたエリアに加えて、もう1エリア賭けます。それぞれに、1ユニットずつ賭けます。つまり、2ユニット分の金額を賭けることになります。
2ゲーム目でもさらにゲームに負けてしまった場合、さらにもう1エリアを加えて、合計3か所にコーナーベットをします。ただしこの際、それぞれのコーナーベットに2倍の金額を賭けます。つまり、3ゲーム目では、合計6ユニット分の賭け金を使用します。
3ゲーム目でもさらに負けてしまった場合、3ゲーム目と同じように賭けるエリアを1つ足して、各エリアの賭け金を倍にします。つまり、4エリアに4ユニットで、合計で16ユニットを賭けるという計算になります。
4ゲーム目でも負けてしまった場合、同じように賭けるエリアを1つ足して、各エリアの賭け金を倍にします。この時、5エリアに8ユニットを賭けることになるので、合計で40ユニットを賭けていることになります。
マンシュリアン法では5ゲーム目で負けてしまった場合、またはゲームで勝った場合、そこで必勝法は終了となります。マンシュリアン法ではどのタイミングで勝った場合も利益が出ますが、5回連続で負けてしまった場合、そこで損切りすることになります。
マンシュリアン法のやり方をまとめると以下の通りです。
1.コーナーベットのみを使用
2.負けるたびに、1つずつ賭けるエリアを増やす
3.3ゲーム目以降は、負ける度にそれぞれのエリアの賭け金を2倍にする
4.ゲームに勝った時、または5連敗した時にマンシュリアン法を終了する
マンシュリアン法のシミュレーション
マンシュリアン法はこのようにとてもシンプルであるため、誰でも簡単に利用することができます。
ここでは実際にマンシュリアン法を使用してルーレットをプレイした場合のシミュレーションを見ていきましょう。
ここではわかりやすいように1ユニットの金額を1ドルとします。
1ゲーム目
1ゲーム目では好きな箇所のコーナーベットに賭けます。1ゲーム目では、1ユニット=1ドルを(6,9,5,8)の4つの数字のコーナーベットに賭けたとします。
そして、ルーレットを回して結果が19だったとします。この場合、賭け金が没収となり、累計損益は-1ドルとなります。
2ゲーム目
1ゲーム目で負けてしまったため、2ゲーム目では(6,9,5,8)に加えて、1ゲーム目の出目19を含む、(17,20,16,19)にコーナーベットをします。
この場合、それぞれに1ユニットずつ賭けるので、賭け金は2ドルとなります。そして、ゲームの結果が、24でゲームに負けてしまったとします。この時賭け金は没収され、累計損益が-3ドルとなります。
3ゲーム目
3ゲーム目では、2回目までのコーナーベットにさらに2回目の出目を含むコーナーベットを追加します。
そのため、3ゲーム目では(6,9,5,8)、(17,20,16,19)、(24,27,20,23)の3か所に賭けます。
この時、それぞれのコーナーベットの賭け金を2倍にするので、2ドルずつ賭けることになります。すると、合計の賭け金は6ドルとなります。
そして、ゲームの結果が10であり、ここでも負けてしまったとします。ここまでの累計損益は-9ドルとなります。
4ゲーム目
3ゲーム目では、3回目までのコーナーベットにさらに3回目の出目を含むコーナーベットを追加します。
そのため、4ゲーム目では(6,9,5,8)、(17,20,16,19)、(24,27,20,23)、(11,14,13,16)の4か所に賭けます。
4ゲーム目でも、それぞれのコーナーベットの賭け金を2倍にするので、4ドルずつ賭けることになります。すると、合計の賭け金は16ドルとなります。
そして、ゲームの結果が34であり、ここでも負けてしまったとします。ここまでの累計損益は-25ドルとなります。
5ゲーム目
これまでと同じように、4ゲーム目の出目を含むコーナーベットを追加してゲームを行います。
そのため、5ゲーム目では(6,9,5,8)、(17,20,16,19)、(24,27,20,23)、(11,14,13,16)、(32,35,31,34)の5か所に賭けます。この時、4ゲーム目と同じようにそれぞれのコーナーベットの賭け金を2倍にします。つまり、それぞれの賭け金が8ドルとなり、5か所に賭けるため、合計の賭け金は40ドルとなります。
そして、ゲームに負けてしまったとしましょう。そうすると、賭け金が没収となるので、累計損益は-65ドルとなります。
もし5ゲーム目で勝利したとすると、コーナーベット8ドルに対して、9倍の配当が支払われるため、72ドルが獲得できます。この場合、累計損益は7ドルとなり、利益を獲得することができます。
マンシュリアン法改良
マンシュリアン法の改良として、賭け金を2倍にするタイミングをずらすという方法があります。通常マンシュリアン法では3ゲーム目からそれぞれのコーナーベットへの賭け金を2倍にしますが、資金に余裕がない場合は、4ゲーム目から賭け金を2倍にすることもできます。
この場合、勝った時に利益は低くなりますが、賭け金や負けた時に損失額を減らすことができます。ゲームを長く楽しみたいのであれば、賭け金を増やすタイミングを遅くしてみるといいでしょう。