クラップス 完全攻略ガイド|基本ルール・賭け方を徹底解説
最終更新日: 2024/11/01
世界中に多種多様なサイコロゲームが存在しますが、主にアメリカやヨーロッパのカジノで人気のサイコロゲームといえば「クラップス (Craps)」といえるでしょう。
12世紀ごろ中近東で遊ばれていたクラッブス (Crabs) が、ヨーロッパ経由で世界に伝わったとされています。
クラップスなどのカジノダイスは、ブラックジャックなどに並び、カジノでは定番のゲームとなっています。
ブラックジャックのように黙々とやるゲームではなく、大人数で賑やかに楽しむ参加型ゲームとなっています。
この記事でカジノダイス・クラップスの魅力に迫っていきましょう。
クラップスとは?
クラップス (Craps) とは、2個のサイコロの出目を競うカジノダイスゲームの一つです。ディーラーと勝負するゲームですが、プレイヤーがサイコロを振ることができるのが特徴的です。
バカラ同様ハイローラー(大金を賭けてゲームをする人。カジノから宿泊費、滞在費はもとより交通費やゲーム代の一部まで支給されることもある)が愛好するゲームでもあります。
ルールを一言で言うと「サイコロを二つ使い、出目を予想して当てるゲーム」です。
基本のルールは、自分が予想した出目が7より先に出れば勝ち、7が先に出てしまうとゲーム終了です。
ゲームのルールは非常にシンプルで、ブラックジャックやポーカー等のゲームと違い、戦略によって勝率を変えることはできません。
ですが、賭け方を変えて楽しむことができます。
初心者なら「パスライン」と呼ばれる賭け方がおすすめです。
後の「クラップス賭け方の種類」項目でもう少し詳しく見ていきましょう。
クラップスの遊び方
ここではもう少し詳しくルールを説明していきます(2人でプレイするケース)。
まず、投げ手(シューター)は、ディーラーが指名して決まります。
シューターになった人は、1回だけサイコロを振るのではなく、出目によっては数回サイコロを振ることになります。
1.最初のシューターが2個のサイコロを振る
この最初のロールをカムアウトロール (Come-Out Roll) と呼びます。
- 7, 11が出ればその場で投げ手の勝ち(ナチュラルあるいはウィン、Natural or Win)
- 2, 3, 12が出ればその場で投げ手の負け(クラップス、Craps)
- 4, 5, 6, 8, 9, 10が出た場合、相手側と投げ手を交代しそのままゲームを続行する(ここで、この時出た目をポイントと呼び、ポイントが確定した後、7が出て負けるまでをシリーズと呼びます。)
2.交代した投げ手がサイコロを振る
クラップス 賭け方の種類
クラップスにはいろいろな賭け方がありますが、ここでは代表的なものを紹介します。実際にクラップスをプレイする際には、最低限以下の賭け方を覚えておきましょう。
基本的な賭け方「パスライン」
先述にもあるように、初心者であれば、ますは「パスライン」でプレイすることをおすすめします。
この賭け方は基本中の基本となりますので、最初に覚えておきましょう。
パスラインとは、最初のサイコロを振ったとき、ナチュラル(7・11)がでれば勝ちとなり、2倍の配当が獲得できます。
逆にクラップス(2・3・12)が出たら負けです。
それ以外の数字が出た場合は、その数字が「ポイントナンバー (場の目)」としてゲームはそのまま続行されます。
2回目以降は、その「ポイントナンバー」か「7」のどちらが先に出るかで勝敗が決まります。
オッズベッド
「オッズベッド」とは、ポイントナンバーが出た後に賭け金を追加することができる賭け方を言います。
勝敗はパスラインと同じで、ポイントナンバーが出れば勝ち、7が出れば負けとなります。
オッズベッドは控除率が0というのが特徴であり、他の賭け方よりも有利になります。
ドントパス
「ドントパス」とは、パスラインとは逆の賭け方のことを言います。
ドントパスでは2・3が出れば勝ちとなり、2倍の配当が獲得できます。
逆にナチュラルが出てしまうと負けとなります。
ドントパスの場合、12が出ると引き分けとなります。
ポイントナンバーが出た2投目以降は7が出れば勝ち、ポイントの目が出れば負けとなります。
後述にも出てきますが、あまり好まれない賭け方なので、賭けるときは場の雰囲気や周りの様子も見ておきましょう。
カムベット
「カムベット」はカムアウトロール後のみに賭けられる賭け方です。
ナチュラル(7・11)が出れば勝ちとなり、2倍の配当が獲得できます。
逆にクラップス(2・3・12)が出てしまうと負けとなります。
ポイントナンバーが出ると3投目に移り、ポイントの目が出れば勝ち、7が出れば負けとなります。
ドントカム
「ドントカム」はカムアウトロール後、ポイントが決定した後にのみ賭けられる賭け方であり、ドントパスと同じベットをします。
2か3が出れば勝ちとなり、賭け金と同じ額の賞金が得られます。
逆にナチュラル(7・11)が出てしまうと負けとなり、12が出ると引き分けです。
ポイントナンバーが出ると3投目に移り、7が出れば勝ち、ポイントの目が出れば負けとなります。
ドントパス同様に、ドントカムもあまり好まれない賭け方と言えますので、誤って使わないように気を付けましょう。
その他
これらの賭け方の他には、エニークラップス、エニーセブン、ビッグシックス、ビッグエイト、ハードフォーハードテン、ハードシックスハードエイトなどの賭け方があります。
余裕があれば、これらの賭け方についても学ぶようにしましょう。
クラップスの控除率
クラップスのすべての賭け方の控除率は以下のようになっています。
賭け方によって控除率が大きく異なるので、なるべく控除率が低いものを選ぶといいでしょう。
賭け方 |
ハウスエッジ(控除率) | |
パスライン | 1.41% | |
ドントパス | 1.36% | |
カム | 1.41% | |
ドントカム | 1.36% | |
フィールドベット | 5.56% | |
ハードウェイ | 4・10 | 11.10% |
6・8 | 9.09% | |
バイベット | 4・10 | 4.76% |
5・9 | 4.76% | |
6・8 | 4.76% | |
プレースベット | 4・10 | 6.67% |
5・9 | 4.00% | |
6・8 | 1.52% | |
レイベット | 4・10 | 2.44% |
5・9 | 3.23% | |
6・8 | 4.00% | |
エニークラップス | 11.11% | |
エニー7 | 16.67% | |
ビック6/ビック8 | 9.09% |
シューターのマナー
シューターになった際には、いくつかのマナーがあります。
このマナーを守らないと、せっかくのゲームが台無しになってしまうことがあります。(場合によっては違反行為とみなされることもあります)
そのため、シューターに選ばれた際には、以下の2点をしっかりと守るようにしましょう。
サイコロの投げ方
前述にもあるように、クラップスではプレイヤーの1人がシューターとして選ばれ、サイコロを投げます。
この時、いくつかの決まりがあるので覚えておきましょう。
まず、サイコロを投げる際に両手を使うことができません。
サイコロは必ず片手でつかみ、そのまま振るようにしましょう。
そして、ダイスを握ったクラップス台の外や他のプレイヤーの視界の外に出してはいけません。
これはサイコロのすり替えなどの不正行為を防ぐためです。
サイコロは必ず片手で振り、他のプレイヤーに見える位置で行うようにしましょう。
もしシューターになるのが不安という場合には、断ることもできるので安心してください。
賭け方のマナー
クラップスにおいては、プレイヤー同士は仲間であり、勝ち負けをみんなで共有するのがマナーです。
そして、プレイヤーの1人がシューターとなり、ダイスを投げます。
クラップスでは全員が同じ結果に基づいて勝敗が決まります。
そのため、シューターに選ばれた時に他のプレイヤーと違う賭け方をしてしまうと、他のプレイヤーの反感をかったり、場の空気を悪くしてしまうことがあります。
シューターはプレイヤーの代表であるという自覚をもって、逆賭けをしないのが無難でしょう。
実際、ドントパスやドントカムにかけているプレイヤーはほとんどいないため、シンプルにパスラインなど他のプレイヤーに合わせて賭けましょう。
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