4号機とは何か?
パチスロの4号機は、1992年から2007年にかけて稼働していた遊技機の世代を指します。
いわゆる4号機時代は、パチスロ業界の黄金時代と呼ばれ、数多くの名機が登場し、パチスロ遊技人口およびパチスロ専門店が急増しました。
4号機の特徴
パチスロ4号機はこれまでの3号機と違い、以下の特徴や変更点があります。
- リプレイを搭載
- オートリセット機能の搭載
- メーカーごとの販売台数の縛りなし
- フラグの告知機能の許可
リプレイを搭載
今でこそ当たり前に搭載されているリプレイですが、3号機までは非搭載でした。
リプレイが搭載された経緯としては、ユーザーの投資額を抑える意味合いが最も強く、副次的な効果として、リプレイ成立確率が格段に向上した状態(RT)を持つ機種も生まれました。
オートリセット機能の搭載
3号機まではビッグボーナス終了後は、店員を呼んでリセットしてもらわないと遊技が続行できませんでした。
4号機では現在のようにボーナスはオートでリセットされ、特に煩わしい手順を踏むことなく遊技を続けられます。
メーカーごとの販売台数の縛りなし
3号機までは、各メーカーは2機種までしか販売できませんでしたが、4号機になり台数縛りが撤廃されました。
この緩和によって、各メーカーが競い合ってさまざまな名機が生まれることとなり、4号機がパチスロ黄金時代と言われるきっかけになったと言っても過言ではありません。
フラグの告知機能の許可
4号機では成立したフラグを告知する機能が許可されました。
一番分かりやすい例を挙げると、ジャグラーシリーズやハナハナシリーズの告知ランプです。
この機能の追加により、これまでリーチ目などの出目でしか判別できなかったフラグを容易に察知でき、未経験者のパチスロ参加のハードルが大幅に引き下げられました。
4号機が業界に与えた影響
4号機は遊技者を魅了し、ホールの店舗数・遊技人口・設置台数が過去最高を記録しました。しかし、射幸性の高さが問題視され、2004年に試験受付が終了。
2007年9月末、最後の4号機「俺の空」の検定切れを以って、鉄火場であった4号機時代は幕を下ろしました。
4号機時代は、パチスロ業界に大きな盛り上がりをもたらした一方で、現在の規制につながる問題も生み出した、パチスロ史上重要なターニングポイントとなりました。
4号機の名機一覧
パチスロ黄金時代に登場した数々の4号機の名機の中でも、特にパチスロユーザーに支持された名機10機種を紹介します。
北斗の拳
パチスロ北斗の拳は普段パチスロを打たない人でも何となく存在を知っているくらい、知名度が高く、4号機を代表する機種です。
本機は62万台という、パチスロ史上最多製造&販売台数でギネス記録を持っているモンスターマシーンで、未だにその記録は破られておらず、現在のパチスロ業界を見るに、今後も破られることはないでしょう。
パチスロ北斗の拳は、純粋にスペックだけ見た場合、モンスターマシーンだらけの4号機時代の中では中堅クラスでした。
それでもなお、本機が支持された要因は、豊富な液晶演出による小役や状態示唆、条件によって期待度が大きく変化する連続演出など、パチスロとしての打ち込み甲斐がある完成度の高さでしょう。
特徴 | ・圧倒的な作り込み ・最大継続率89%のバトルボーナスの連チャン性 ・販売台数のギネス記録を持つ |
メーカー | サミー |
機械割 | 96.5%~119.7% |
ミリオンゴッド
4号機時代に登場した初代ミリオンゴッドは、ボーナスを搭載せずATのみで出玉を増やすタイプで、5号機の同シリーズの基礎を築いた機種です。
本機はあまりの爆裂性能の高さだけに、さまざまな逸話が生まれた機種で、給料日当日に全額飲まれた、1撃で2万枚以上出た、などは日常茶飯事でした。
もちろん、ミリオンゴッドシリーズの代名詞であるGOD揃いは搭載されており、GOD揃い時に突入するプレミアムゴッドゲームは一撃5,000枚が確定。
純増枚数も10枚と爆速でメダルが増え続けるため、中毒者が多発し、あっという間に検定取り消しの対象になりました。
特徴 | ・爆裂機の代名詞 ・GOD揃いで5000枚以上が確定 ・射幸性の高さから検定取り消しの対象になる |
メーカー | ミズホ |
機械割 | 95.0%~159.0% |
吉宗
4号機の初代吉宗は何といっても711枚のビッグボーナスが1G連する連チャン仕様です。
ビッグボーナス消化中に次のボーナスの抽選を行っているため、引きが偏ればあっという間に数千枚の出玉が獲得できる瞬発力の高さを秘めています。
また、吉宗だけに限った話ではありませんが、人気機種の特徴として、6種類ものパネル違いの筐体がリリースされ、ホールに彩りを添えました。
特徴 | ・711枚獲得可能なボーナスの1G連 ・内部モードを推測しながら打つ楽しみ ・6種類のパネル違いが登場 |
メーカー | 大都技研 |
機械割 | 94.40%~119.99% |
押忍!番長
4号機の初代押忍!番長は吉宗の後継機種としてリリースされました。
通常時の内部状態が複雑な点なども含めて、大当たりまでのゲーム性は比較的踏襲されており、大都技研オリジナルのキャラクターや世界観、何よりDistanseなどの楽曲が評価されました。
機械割自体は4号機の中でもかなり控えめで、設定6でも107.7%です。
機械割の低さから設定投入率は良かったものの、爆裂機には程遠い性能であったため、出玉性能よりゲーム性や世界観がパチスロユーザーに支持された機種と言えます。
特徴 | ・独自の世界観や楽曲が好評を博した ・豊富なモードや演出群 ・機械割自体は4号機にしてはマイルド |
メーカー | 大都技研 |
機械割 | 96.6%~107.7% |
秘宝伝
4号機の初代秘宝伝は、吉宗、押忍!番長に続く、筐体上部に備わったシャッター付き液晶を搭載したパチスロ第3弾です。
本機は、特定役を契機に高確率モードへ状態を上げ、滞在中のボーナス抽選に当選することでボーナスが放出されるのが一連の流れです。
これまでの吉宗や押忍!番長シリーズのように天国モードや特定のゲーム数解除(天井以外)は搭載されていないため、比較的設定に準じた出玉推移になる特徴があります。
爆裂機が多く存在した4号機の中でも、本機は後期に作られた機種であるため、総合的な出玉力は他の名機に一歩劣るものの、秀逸なゲーム性や世界観が支持され、5号機以降も数多くの後継機がリリースされています。
特徴 | ・大都オリジナルの世界観やキャラクターが好評 ・分かりやすいゲームフロー ・4号機としてはマイルドな出玉性能 |
メーカー | 大都技研 |
機械割 | 95.36%~112.17% |
獣王
獣王は爆裂AT機の元祖とも言える存在で、あまりの射幸性の高さから、後に5号機規制のきっかけになった機種でした。
AT「サバンナチャンス」は簡単な目押しが要求されるものの、1Gあたりの純増約10枚と、問題作初代ミリオンゴッドと同等です。
また、本機はコピー打法が発覚した機種でもあります。
コピー打法とは、レバーを手前に引きながらゆっくり上に上げると、前ゲームで取得した乱数がそのまま使われるバグ技です。
つまり、前ゲームに15枚役が発生していたら引き続き15枚のメダルが獲得できるし、獣王において重要な純ハズレをコピーするなどコピー打法の効果は強烈でした。
特徴 | ・コピー打法が話題になる ・徐々に人気が過熱していった機種 ・射幸性が高く5号機規制のきっかけになった機種 |
メーカー | サミー |
機械割 | 96.6%~145.5% |
大花火
大花火は、多くのファンを獲得した名機ハナビの正統後継機で、大量獲得のAタイプです。
4号機時代では珍しくない、最大で711枚獲得可能な特大ビッグが最大の魅力で、瞬発力の高さや豊富なリーチ目などで、本機も引き続きファンの記憶に残る名機となりました。
また、リプレイ外しを行うことで、技術介入なしの場合と比較しておおよそ200枚プラスして出玉が獲得できる攻略性の高さも腕に自信のあるユーザーに好評でした。
特徴 | ・最大で711枚獲得可能な特大ボーナス ・リプレイ外しで出玉増加が狙える ・豊富なリーチ目 |
メーカー | アルゼ |
機械割 | 100.66%~140.33% |
アラジンA
アラジンAは4号機時代のサミーを代表する機種のひとつです。
本機のメーカー公表値の設定6の機械割は119.9%ですが、実際のところ140%を超える超爆裂仕様の機種です。
アラジンAの最大の目玉はスーパーアラジンチャンス(SAC)の存在で、最大で5000G継続する振り分けが存在し、まさに爆裂機の名に相応しい出玉力を秘めていました。
しかし、4号機時代では珍しくない爆裂性の高さ故に後に、検定取り消し、撤去の憂き目に遭います。
特徴 | ・最大5000G継続するSACの爆裂性の高さ ・シリーズ初のドット液晶を搭載 ・ドットアクションや効果音など演出が豊富 |
メーカー | サミー |
機械割 | 94.7%~119.9% |
ニューパルサー
ニューパルサーは、現在はカエルをモチーフにしたコミカルなイメージで定着している山佐の4号機パチスロ第一弾です。
パルサーシリーズといったら、豊富なリーチ目がウリですが、もちろん本機にも大量のリーチ目が搭載し、パッと見ではリーチ目と分からないような出目も存在します。
また、カエルを採用したコミカル路線にもかかわらず、これまで通りリーチ目主体のゲーム性、4号機特有の攻略性などがパチスロユーザーに支持され、最終的に販売台数22万台の大ヒット機種になりました。
特徴 | ・カエルをモチーフとしたコミカルな世界観 ・シリーズ特有の大量リーチ目は健在 ・北斗の拳に次ぐ販売台数を記録 |
メーカー | 山佐 |
機械割 | 93.3%~107.0% |
主役は銭形
主役は銭形は、ルパン三世の名ライバルキャラである銭形警部をメインに据えた4号機パチスロの名機です。
本機は、多くの4号機のボーナスストックタイプの機種に搭載されている711枚獲得可能なビッグボーナスがウリで、1G連や3G連も搭載しています。
銭形警部が主役であるものの、ルパンを始めとするルパン三世の主要人物はしっかりと登場し、コミカルな液晶演出でユーザーを楽しませました。
特徴 | ・711枚獲得可能なビッグボーナスを搭載 ・1G連、3G連を搭載し、瞬発力は申し分なし ・ルパン三世の各キャラクターも登場 |
メーカー | 平和 |
機械割 | 95.1%~115.3% |
4号機はいつまで打てたのか?
パチスロの4号機は1992年12月から2007年9月までの間設置されていました。
4号機は5号機に次ぐ長い期間設置されており、一部の機種は依存症問題などの社会現象になるほど世間に影響を与えました。
また、4号機は現在リリースされている各機種にも多大な影響を与え、5号機以降のパチスロの基礎や方向性を定めました。
4号機まとめ
本記事では、パチスロ4号機についてや4号機の名機などを詳しく紹介・解説しました。
4号機時代はまさにパチスロ黄金時代であり、全国のホールは鉄火場でした。
現在は、娯楽の多様性やパチスロそのもののゲーム性の変化など、さまざまな理由からユーザー離れが進んでいます。
イチパチスロユーザーの筆者としては、全盛期までとはいかなくても、もう一度業界が盛り上がることを期待してやみません。
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