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マスクvsザッカーバーグ|億万長が拳で戦うかもしれない理由とは?経緯まとめ

世界的な大富豪同士によるまさかの格闘技対決が実現!?アメリカの電気自動車大手「テスラ」の最高経営責任者イーロン・マスクと、同じくアメリカのFacebook創業者であり現在「メタ」の最高経営責任者マーク・ザッカーバーグという億万長者の戦いが現実になるかもしれません。

世紀のジョークのようにも聞こえる格闘技対決ですが、どうやら両者は本気との声もあります。そこで今回は、マスクvsザッカーバーグの経緯や詳細、その他最新情報をまとめてみました。

マスクとザッカーバーグ、億万長者がなぜ戦いたがる?

2023年世界長者番付第2位のマスクと、同ランク第16位のザッカーバーグという世界的な億万長者が格闘技で戦う理由、それは消費者のお金を巡った企業同士の争いという枠組みを超えた両者の歴史を振り返ると、少しづつ見えてきます。

2人の確執タイムライン

2016年、Facebookのインターネット衛星を軌道に乗せるため、マスクが率いるスペースXと提携しました。しかしスペースXが爆発事故を起こし両者の計画は失敗に終わります。

さらに追い打ちをかけるように2018年、選挙コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカ社によってFacebookのユーザーデータの一部が政治的利用をされていたことが発覚。世界最大級のプライバシー事件として騒がれました。

すぐにマスクの判断でテスラとスペースXのFacebookページが削除され、「ただFacebookが嫌いなだけだ」という言葉と共に、「Facebook gives me the willies(Facebookが私を苛立たせる)」とツイートしました。

一旦落ち着いたかのように見えましたが、2022年に再びマスクが「Facebook gives me the willies」とツイート。マスクがTwitterの買収を開始する数週間前のことでした。

これをきっかけにSNSを運営する最高経営責任者同士が対立することになりました。後日ザッカーバーグによりTwitterに代わる新しいSNS「Threads」を発表。

そして2023年6月20日、マスクが「Im up for a cage match if he is lol(金網マッチだったらやるよ。もし彼にその気があるならだけどwww」とツイートします。

ザッカーバーグはすぐに、UFC元ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフのお馴染みのセリフ「Send me location(場所を送れ)」と反応。翌日マスクから「Vegas Octagon(ラスベガスのオクタゴンだ)」と返しました。

瞬く間に世界中で話題となり、両者の格闘技対決が決定(?)した瞬間です。

UFCが試合を開催!『彼らは本気だ』ダナホワイト氏

世界最高峰の総合格闘技団体UFCの代表ダナホワイト氏が、マスクとザッカーバーグの格闘技対決実現に向け真剣に考えていると発表しました。

日程こそ明らかにされていませんが、「100%試合は実現する。彼らは本気だ」と答えています。すでにUFCのウェブサイトでは「マスクvsザッカーバーグ」と書かれたTシャツを販売しており、試合自体は日本円で約1,300億円以上の収益が見込めると語っています。

記念すべきUFC300(2024年初頭)での対決が噂されましたが、ダナホワイト氏によると「UFC300にはならないが、来年の目玉カードの1つになる」と公言しています。

ローマのコロッセオで試合の可能性も

もしマスクvsザッカーバーグの戦いは実現した場合、約2,000年の歴史を持つ世界的な円形闘技場でありローマを代表する観光名所であるコロッセオが舞台となる可能性が浮上しました。

マスクはTwitterで「間違いなく地球上で最も有名な会場で激突する」と可能性を示唆。実際にザッカーバーグがイタリアの文化大臣と接触しているとの報道もありました。

今は闘技場として使用されていないローマのコロッセオでの試合は考え辛いですが、両者の資金力と注目度があれば、本当に実現する可能性は十分に考えられます。

マスクとザッカーバーグ勝つのはどっち?

マスクとザッカーバーグが戦った場合の勝敗予想で、まず気になるのが年齢です。マスクは52歳に対しザッカーバーグは39歳と一回り以上の年齢差があります。

激しい攻守が繰り広げられる格闘技において、この年齢差はかなり大きなハンデです。ザッカーバーグ有利の声もありますが、喧嘩をふっかけたマスクも黙って負けるわけにはいかず、どうやら対決に向けて動きを見せているようです。

マスクとザッカーバーグ勝つのはどっちなのでしょうか?現在の状況を調査し、どっちが勝つのか個人的な予想もしてみました。

運動はしないイーロンマスク、UFCの伝説ジョルジュ・サンピエールとトレーニングで合意

マスク自身、運動はしないと公言しており、もちろん格闘技経験もありません。しかし対決表明から数日経過した6月24日、UFCのレジェントとも呼ばれるジョルジュ・サンピエールがマスクのトレーニングパートナーに名乗りを上げ、3日後の27日にマスクもその申し出を受け入れています。

ジョルジュ・サンピエールと言えばUFC世界ミドル級王者とUFC世界ウェルター級王者というUFC史上4人目の二階級制覇王者として知られ、UFC殿堂入り。2019年に引退を表明したものの、現在42歳とまだ若く、トレーニングパートナーとしてこれ以上ない人物です。

ジョルジュ・サンピエールともあろう人物がジョークでマスクのトレーニングパートナーを申し出だとは到底思えず、本気で勝利を狙っているのでしょう。

柔術に取り組むマークザッカーバーグ

若さで勝るザッカーバーグは、以前からブラジリアン柔術のトレーニングを受け、5月の柔術大会では2つのメダルを獲得するほどの実力者でもあります。

今回の対決で勝利を確実なものにするため、ザッカーバーグはUFC総合ランキングPFP(パウンド・フォー・パウンド)第5位のアデサニヤ、同じくPFP首位であり7月9日の統一王座決定戦で見事勝利を収めたヴォルカノフスキーの両選手とトレーニングを始めています。

柔術で実績を残し、さらに2人のUFCファイターのトレーニングを受ける39歳のザッカーバーグ。総合的に見てもザッカーバーグ有利の戦いになると個人的には予想します。

アソコの大きさで勝負を提案

2023年7月9日、マスクからザッカーバーグへ信じられない提案がTwitterを使って送られました。その内容は「I propose a literal dick measuring contest(文字通りの男性器測定コンテストを提案する」というものです。

つまりアソコの大きさでの勝負であり、格闘技とは全く関係ありません。これにはThreadsに対する批判の意味合いがあるようですが、マスクが意図するところは不明です。

事前に両者の取り決めにおいて発した仕込みの可能性や、格闘技対決に向けてのトラッシュトークかもしれませんが、マスクはTwitter模倣でザッカーバーグに向けて訴訟準備を進めている状況です。冗談を言い合える関係ではないでしょう。

何の関係もない第三者からしてみればアソコの大きさでの勝負も面白いですが、格闘技対決は絶対に実現してもらいたいものです。

イーロンマスクの母は戦いのアイディアに反対

マスクが「Im up for a cage match if he is lol」とイーロンマスクへ格闘技対決を提案し、様々なメディアを含む世間が両者の対決を煽り始めていた中、マスクの母親メイ・マスクは猛烈に反対していました。

6月23日、メイ・マスクは自身のTwitterで「And now the fight has been canceled. Great relief!(そして今、戦いは中止されました。すごい安心感があります)」とツイート。

このツイートに対しマスク本人が「Mom, I’m fighting him, stop it(ママ、私は彼と戦っている。そういうことを言うのはやめて」と、反対的な意見を言う母親に対し強い意思を伝えています。

確かに母親としては息子がザッカーバーグに殴られたり怪我をしたりする姿を見たくないのでしょう。

メイ・マスクにも強い意思があるようで、「Actually, I canceled the fight. I haven’t told them yet. But I will continue to say the fight is canceled, just in case(実は試合をキャンセルしました。まだ彼らには話していません。しかし、念のため、戦いは中止だと言い続けます)」と続いてツイートしています。

本当に試合がキャンセルになったのかは定かではありません。しかしマスクとザッカーバーグが知らない水面下で、母親を中心に試合キャンセルの話が進んでいる可能性もあります。

ブックメーカーでのオッズは?

マスクvsザッカーバーグが実現した場合、世界中のブックメーカーオンラインカジノがスポーツベッティングの対象としてオッズを公開するでしょう。

まだ試合が決定していないため、どこのブックメーカーでも正式には公開していませんが、アメリカのボストンに拠点を置くブックメーカー「DraftKings Sportsbook」で理論上のオッズを発表しています。

DraftKings Sportsbookのオッズはザッカーバーグ1.625倍マスク2.400倍と、ザッカーバーグが有利に傾いています。年齢の若さはもちろん、柔術大会でメダルを獲得した実績を踏まえ、妥当な結果だと言えるでしょう。

同じくアメリカのブックメーカー「FanDuel」が発表したオッズは、ザッカーバーグ1.227倍、マスク3.90倍と、DraftKings Sportsbookよりもさらにザッカーバーグの有利を数字で表しています。

もし試合が決定した場合、日本国内から遊べる「ボンズカジノ」「遊雅堂」「コニベット」などのブックメーカーでも、マスクvsザッカーバーグのオッズが発表される可能性は十分にあります。

今後の続報に期待しましょう。

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英国生まれの帰国子女。2014年より英国の某大学で国際ビジネスを専攻し、カジノ業界に大きな可能性を見出す。大学卒業後はIRやオンラインカジノをテーマに取り上げた執筆活動に取り組む。現職ではこれまでに100以上のオンラインカジノを検証し、プレイヤーに沿った意見を専門家として展開。