マーチンゲール法
最終更新日: 2024/06/20
マーチンゲール法
マーチンゲール法は、カジノに限らずあらゆるギャンブルや、はては投資の世界においても、このマーチンゲール法が必勝法として取り上げられることが多いです。この攻略法は、次にいくら賭けるかがわかる攻略法です。確率が2分の1の賭けで使える方法です。この方法は賭けに勝った時点ですぐ終わります。賭けで負けた後には、前のゲームの賭け金を倍して賭けます。負けたらベット額を倍にするという手順と、一度勝てばそれまでの損失をすべて取り返せるという手法で、世界で最も知名度の高い攻略法です。
カジノを体験すると誰でも一回はひどい目にあうのが、体験する価値はある手法です。前のゲームで勝利すれば、前のゲームの負けた分を取り戻すことができます。
よって、勝つまで続ければ、理論上では確実に勝てる攻略法です。
名前の由来
マーチンゲールの法則は、元々18世紀にフランスのマーティギュー地方のカジノで、コインの表か裏かを当てる単純なギャンブルで使われた事からその名前がついたと言われています。無制限の軍資金があるならば必ず勝てるでしょう。この理論から多くの者がマーチンゲールを使いギャンブルを行いましたが、多くの人達が破産する事になりました。その要因として言われているのが、増えていく投資額に対して自己資金が持たなかった事と、カジノ自体が最大ベット額の上限を設けた為と言われています。確率の専門家などにより研究が行われ、「マーティギュー地方」から名前を取った「マーチンゲールの法則」と言われるようになりました。
マーチンゲール法の方法
1.勝負に負けたら次回の賭け金を前回の倍に増やす いわゆる「倍プッシュ」2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍、128倍・・・
2.勝負に勝ったら最初の投資額に戻す
たったのこれだけです。具体的に例を見てみましょう。
確率が2分の1の場所ですので、例えば、赤黒などのことです。
最初に赤に1ドルをかけることにします。
勝ったら終わりで、次は最初に戻り赤に1ドルかけます。
もし、負けたら、1ドルの2倍の2ドルを赤に賭けます。
ここで勝てば
最初に1ドル負けて、次に2ドル勝ったことになるので、トータルで1ドル分勝っています。
ここで負けたら、次は2ドルの2倍の4ドルを赤に賭けます。
このように、負けたら前回の掛け額の2倍をかけるだけです。極めて単純な攻略法になります。もし5回連続で負けても、6回目に勝った場合の状況を次の表にまとめました。
1回目・負け 2回目・負け 3回目・負け 4回目・負け 5回目・負け 6回目・負け
掛け金 1ドル 2ドル 4ドル 8ドル 16ドル 32ドル
トータル額 -1ドル -3ドル -7ドル -15ドル -31ドル -63ドル
表を見てみましょう。負けると賭け額が増えていきます。通常は2分の1の確率の場所に賭けているので、最悪な状態でない限り2回に1回程は勝てることになります。マーチンゲール方の良い点は、やはり一回の勝ちで今までの負けを取り返せることです。
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法のメリットは、「システムベットとしての成功率は高いです。しかし失敗すると何もかも、すべてを失うのがマーチンゲール法のデメリットです。仮に勝率50%のゲームでこのマーチンゲール法を使用して、連敗する確率を表にすると以下のようになります。
例1
10連敗する確率は0.10% つまり、1000分の1になります。この連敗する確率の低さこそマーチンゲール法のメリットです。しかしそれはすなわち連敗したときのリスクの大きさをも意味しています。連敗すれば破産です。
例2
例えば、ブラックジャックやルーレットをプレイする場合、1回目の賭け金を$1でスタートしたとしましょう。どんな連敗でも「1回目の賭けた額」が利益なので、7回目の賭け金$64で勝った場合でも利益は$1です。ここまでが1サイクルとなりますが、もし続けたい場合は、再度初めから初回ベット額を設定してスタートできます。マーチンゲール法は、何も初回ベットを1ドルにしないといけないという決まりはないです。
表では、8~11回目で初回ベットが$3を指しており、利益を3ドルを得ています。12~14回目で$4を倍プッシュで進め、利益を4ドルを得ています。この表から、合計して$8の利益を獲得しています。
マーチンゲール法の弱点
カジノでは賭け額の上限が設定されています。よって、上限値に達してしまった場合はそれ以上賭けることができません。トータルの収支として負けてしまうことになります。
回数 7回目 負け 8回目 負け 9回目 負け 10回目 負け
掛け金 64ドル 128ドル 256ドル 512ドル
トータル額 -127ドル -255ドル -511ドル -1023ドル
一般的には、最初1ドルから賭けることができます。通常は上限がありますが、上限がなかった場合連続9回負けて、10回目の時のトータル額を見てみてください。
1023ドルです。つまり、トータルで1ドル勝つために1023ドルも使うことになります。効率は良くないです。もちろん、現実的には、賭ける資金があるかどうかによります。勝ちさえすれば絶対にトータルで勝てる必勝法です。勝てない賭けはありません。ずっとかけ続ければ、いつかは確実に勝つわけですので、デメリットは多いですが、確実性の高い攻略法と言っていいでしょう。