ラッキーセブンの由来とは|スポーツや宗教の歴史にも関係が!?
最終更新日: 2021/08/05
そもそもラッキーセブンとは?
ギャンブルにおいてラッキーセブンが吉とされている理由を考えた事があるでしょうか?スロットマシンに7,7,7と並列する意味合いを何気なくスルーしていませんか?オンラインカジノ でも名前に7がついてるサイトも見受けられます。
「7」と言う数字が幸運であるという事は諸説あるようですが、現在使われているラッキーセブンはかなり最近になってからの後付けの説のように思われます。そもそも7と言う数字が幸運という定義は英語圏を中心とする西洋思想からきているようです。
野球の歴史的な関係性
後付けで野球が起源とも言われており、アメリカの野球の試合において、7回目の攻撃で打った球が強風でホームランになったことに由来とされています。
1885年9月30日のシカゴ・ホワイトストッキングス(現シカゴ・カブス)の優勝がかかった試合にて、7回に同チームの選手が打ち上げた平凡なフライが、強風に乗りホームランに…!
このホームランにより優勝し、この勝利投手が発した出来事をラッキーセブンと表現したそうです。また7回が重要なイニングであるとされているようですが、科学的・統計的な根拠はないようです。
オンラインカジノのスロットでも、フルーツマシンなどでプレイするとラッキーセブンがでる可能性があります。この説のもと、日本では「7」が幸運の数字となったのは戦後のアメリカ野球からきたと考えられたようです。
宗教との関係性
諸説ある中で最も有力な説としては聖書と聖書解釈におけるユダヤ教のゲマトリア(数秘術)が由来とも言われています。旧約聖書の中には神が世界を作ったときに6日働いて7日目に休んだという記述があり、7日で世界が創造されたことから、7は「世界」や「完全」を意味する神の数字とされたそうです。このように、旧約聖書の時代から7は幸運と結びつきがあるとされています。
ユダヤ教の旧約聖書はキリスト教やイスラム教でも聖書とされていたため、この説が他の一神教文化にも伝わったことで、他の文化圏でも7が幸運を意味しています。
また、古代ギリシア文化圏でもピタゴラス流の数秘術が発達して、ここでも7は完全や世界を意味する数字とされました。これらのルーツは7を「神聖」あるいは「幸運」な数字とする伝統はメソポタミアのシュメル文明から継承されたようです。
天文学との関連で太陽を含む惑星の数が7つであったことや、月の満ち欠けのサイクルが7日間であることやシュメル神話にでてくる最高神が牛の角を持ち、牡牛座のプレアデス星団が7つの輝く星から成り立っていることが関係していると言われている様です。よってオンラインカジノでも、数字の7は幸運をもたらすという意味で重要なのです!
インドのヒンドゥー教で牛は神聖なものとされていますが、これはシュメル文明から受け継がれたものと考えられています。こうした影響を受けたのか、同じくインドで発祥した仏教でも7は縁起の良い数字です。
中国の風水
一方で、中国では風水において9がもっとも幸運の数字とされ、それに次いで8が幸運の数字とされているようです。つまり7を幸運とする考えは一般的とされていますが、古い文明には存在しないので諸説あるようです。
漢字でみる「七」
余談ですが七が三つ合体した「㐂」という漢字があります。一般的に七という漢数字だと、七夕、七福神、七五三、などありますが あまり見かけない㐂という漢字、変換の仕方や読み方は喜という漢字の草書体に基づく俗字であり、喜と同じ意味であるそうです。
七十七歳の祝いを「喜寿」と言いますが、これは㐂が”七十七”と読めることが由来とされ、縁起がいいようです。このように㐂をはじめ、品、森、晶、轟、蟲のように、2つあるいは3つの同じ漢字の組み合わせで構成される漢字を理義字(りぎじ)と言うそうです。参考にしてみて下さいね。
最もギャンブルでいうラッキーセブン7,7,7は理義字ではありませんがね。